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カテゴリ:祈り
亮昌寺さんとのご縁は、素晴らしいものでした。 ここに導かれたのは、洞爺湖を調べている時に 八幡神社が湖畔沿いに3ヶ所見つかり 洞爺湖温泉の方面に何かと感じていましたら 北海道観音霊場第32番札所の亮昌寺さんに辿りつきました。 亮昌寺さんは、アイヌ民族と関わりが深く、当山開基の亮昌法師は、 虻田の大酋長明石ワッカ氏の支援により 「草庵を造り弘法大師を祀ることが出来たのは、 ワッカ氏のお陰である」と言われ、 明治28年に現在地に 板葺き屋根のお堂の落成の際には、アイヌ民族の宝物が贈られ その後、アイヌ民族の資料が集まり始め、 今回、祈りに参加してくださった大須賀さんのいらっしゃる 白老ポロトコタンのアイヌ民族博物館に平成5年にその資料が 寄託され、亮昌寺さんとは深いご縁が繋がっていました。 亮昌寺さんのご住職は、丁寧にお寺の成り立ちなど説明や 境内を案内くださり、アイヌの供養塔でお経をあげてくださいました。 大須賀さんの民族衣装について虻田のアイヌの衣装との違いを お話してくださいました。 ちなみに虻田のアイヌの民族衣装には、雷神が刺繍されている そうです。 ご住職のお計らいで本堂にてユーカラを奉納させていただき 「亮昌寺の歴代の住職たちも喜んでいますね」と ご住職の奥様も嬉しそうにお話してくださいました。 亮昌寺歴代のご住職の中には、アイヌ語を理解されアイヌの方から カムイ(神様)と呼ばれていた方もいるそうです。 今回の祈りの大きな目的のひとつである アイヌの方と和人の融合、心温まる交流を聴かせて頂き また、100年後の今、本堂で大須賀さんが喜びで ユーカラを奉納させて頂いたことは、私たち参加者にとっても かけがえのない喜びでした。 ご住職夫妻に見送られながらこの日最後の場所へと 車を走らせます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月28日 16時36分35秒
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