お待たせしました、お雛様!
今日、お雛様を飾り付けました。母から「お雛様は、毎年飾ってくれるのを待っているよ。」と言われた言葉が心に残り、毎年欠かさず飾っています。子供のころ、母がお雛様を飾ってくれると春が近いと心がはずみウキウキした感覚を思い出します。母は私が生まれた頃は、まだ生活に余裕もなくお雛様どころではなく、私の伯母が”家は男の子ばかりだから”と、お内裏様とお雛様の対のお人形を贈ってくれたそうです。写真の左手のお人形です。その隣に一体の洋風のお人形は母方の祖母からと聞かされました。そのほか、じつは今の皆さんには珍しいお雛様があるのです。紹介しますね。掛け軸になったお雛様このお雛様、私は子供の頃、その顔が怖かったのです。切れ長の目が怖いし、少しはニッコリしてくれるているといいのにと思っていました。そこに大人の顔色を見ているインナーチャイルドの私がいたのかも・・・ところでこの掛け軸のお雛様、私の母のものなのです。母は11人兄弟の一番末っ子で一番年上の姉が女の子を出産した時にお祝いにお雛様の掛け軸が3本届き、4歳の母は姪からおすそわけ頂いたものです。4歳でおばちゃん!?もう80年近いものですね。そのほか、母が昔、買ってあげられなかったからとガラスケース入りのお雛様を35年後に買ってくれたり、友人が手作りの木目込み人形をプレゼントしてくれたりで我家のお雛様勢ぞろいです。私は家族や親戚の精一杯の愛を受けて育ったことを感謝し、2歳半の私が弟の出産と入院で1ヶ月間、母に捨てられたような感覚に苦しんでいたのは、インナーチャイルドを癒すことでクリアし、人は自分の想い方ひとつで幸せにも不幸にもなれる。その体験が活かせる仕事を出来ることの幸せを感じています。