(2006年　アメリカ　監督マーティン･スコセッシ)

ジャック･ニコルソン、レオナルド･ディカプリオ、マット･デイモン、ベラ･ファミーガ、マーク･ウォールバーグなど出演。

これは映画インファナル・アフェアのリメイク。

インファナル・アフェアのパッケージには、ブラッド･ピットが出演するようなことが書かれており、結局出ていないが後の祭り。リメイク権の獲得ではハリウッド史上最高額。

スコセッシ監督はやはりリメイクといえどもうまくまとめてくる。

ちなみにインファナル・アフェアより先にこちらを観た。

インファナル・アフェアに感銘を受けた方々にはあまり評価が高くないようだが、甲乙つけがたい印象を正直受けた。

リメイクものは散々なものが多いが、またハリウッドらしくオリジナルよりも説明的ではあるが同じ要素を比べず観るとこれはこれできちんと成立している映画。オリジナルのじめじめ空気感は薄いが、なくて当たり前だと言えば当たり前。

似て非なるものに仕上げている点･力量をむしろ評価したい。

エンディングはこっちのほうが好きだし。

これまでのディカプリオの映画では、初めていい演技をしていると思った。この映画、アカデミー賞4部門を取りながらも、やはり彼には無し。マット･デイモンも良かったが、役柄的にも今回は食った感がある。

ボス役のジャック･ニコルソンは言うまでもなくスゴイ。セリフを言わなくてもいいほど。

80点