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テーマ:国内旅行について(2549)
カテゴリ:国内旅行
室堂に着くとめちゃくちゃ良い天気で、日差しが強く温かい。厚手のジャケット着てきたけど、いらない感じだ。室堂では室堂山っていう整備された展望台まで行って、温泉に入ろうって思ってたけど、歩き出したらなかなか気分が良く、立山へ上ることにする。
高山だけあって息が切れるが心地よい。一の越しまで一気に登り、若干の休憩後、雄山まで登った。雄山の本当の3003メートルの頂上は立山神社の境内になっており、500円払わないと行かれないのだ。今回は初めてなのでケチらずに頂上の祠まで行くことにする。 祠のまわりは人が10人程度は座れるくらいの平らな広場になっており、その一角に小さな祠が建っていて、なんと神主さんまでいるではないか。神主さんに「何ヶ月くらい山の上で生活しているのか?」と聞いたら「1ヶ月の人もいるし、3ヶ月くらい連続して上で生活してる人もいる」とのこと。僕も学生の頃、神主のバイトをしたことがあるので、人事とは思えない。 10人程度集まったところで、神主さんの御祓いが始まった。例の口調で祝詞を唱えた。普段は神社で聞いてもなんとも感じないが、苦労して3000メートルまで登ってきて、この景色と酸素の薄い中、説教を聞いていると不思議と神聖な気分になった。ここは神社としては最高の舞台装置だなぁ。 山頂付近で休んでいると、下りは縦走して雷鳥沢の方へ降りたほうが楽だな。なんて言うおじさんがいたので、登ってきた道を降りても面白くないので、先に進むことにする。雄山から先は人がほとんどいなくて気持ちが良い。けど、ちょっと急がなければ。と進んでるうちに、頭痛が酷くなってきた。それに気分も段々と悪くなってくる。これは富士登山のときに体験済みだから知っているが、高山病である。 しかも道は人があまり歩かないのだから浮石が多く、用心して降りないと転びそうになるし、当然時間も係るし歩きにくい。そのうち頭も気持ち悪さも最高潮まで辛くなって、少し歩いては休憩しての繰り返しになってきた。しかもさっきから人に全く会わない。やばっいてばよ。遭難ってこうやってしちゃうんだなぁって思った。 まぁ、最後は根性で降りてきたけど、マジでやばかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 25, 2005 05:17:39 PM
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