Ｂｅｅｒ　＆　Ｆｏｏｔｂａｌｌ

　室堂からの帰りは高山病のため、頭が痛くて気持ちが悪くて早く下界に降りたい一心で、急いで乗り物を乗り継ぎました。だからアルペンルートのハイライト風景と言うべき大観峰からの風景も、少し見ただけで足早にロープウェに乗り込みました。ちなみにロープウェーからの展望は前の方か、もしくは入り口から入って奥の方の景色が良いです。僕はドア付近に立ってしまったので失敗した。
　黒部平まで降りてくるとだいぶ楽になってきたので、食事を取ることにした。アルペンルートの中で黒部平の蕎麦が一番美味い、という書き込みを何処かのネットで読んだからだ。
　富山名物の「白海老かき揚そば」を注文する。そばが茹で上がるまで周りの店を見ると、350ミリ缶の「立山ビール」が売っていたので、買ってみる。
　そばの味は黒っぽく弾力のあるそばで、まぁまぁの味。東京の立ち食い蕎麦屋でこの蕎麦が出てきたら、かなり美味しいと思うだろうとと思った。しかし店を構えた蕎麦屋でこの蕎麦が出てきたら、がっかりすると思う。まぁそんなところだ。
　それと白海老のかき揚だが、味はまぁまぁだが海老の殻が口に残って食べ辛い。
　立山ビールだが、これは「いきいき地ビール」がアルペンルート向けに出しているバージョンらしい。味はカスケードホップの香りが効いてて、缶ビールにしてはかなり美味い。全体的に爽やかな味わいで、よなよなエールの缶よりも美味いと思った。