|
カテゴリ:国内旅行
歩き始めて1時間が経過。この頃から僕の頭も体もトランス状態になってきた。僕は毎日が座っての仕事だし、通勤も極力電車に座っているので、体をほとんど使わないのだが、それにしても1時間で苦しくなってしまうとは・・・。学生の頃は陸上部で長距離をやっていたので、歩いたりするのはちょっとばかり自信があったのだが、体は使わないと無理は利かなくなってくるなぁ。
しかしまだ北浦和にも着いていない。こんなところでリタイヤしては、歩く目的である昔の旅を実感してみることは出来ない。苦しいが歩き続けるしかない。 しかし、我慢して歩いていると、段々とリズムがつかめてきて、我慢が出来るようになってきた。相変わらず頭はトランス状態が続いているが、まだまだ行けるんじゃないかって感じになってきた。 2時間ほどで埼玉新都心付近を通過する。この辺りは中山道沿いに立派なケヤキ並木が続いて、街道っぽい雰囲気がある。 この先を歩くと、大宮の氷川神社の参道との分岐点に着く。並木が素晴らしい。 何故こんなに並木のことばかり書いているのかというと、浦和宿を超えた辺りから、何故か街道っぽい古い家が全く無くなってきたのだ。浦和までは宿場町付近でなくとも割と古い家がポツポツと残っているのだが。よく分からないが浦和より先は、宿場町付近以外は田畑が広がっていただけなのかも知れない。 大宮は埼玉で一番大きな市街地である。中山道もその街中を通っているので、ビルの中を進むことになり、古いものは全く残っていない。大宮は本を読むと、江戸時代から氷川神社の門前町と宿場町とでかなり栄えていたようで、中山道の宿場町のなかで脇本陣の数が一番多かったようだ。多分、朝に板橋宿を出て、1泊目を大宮にすることが多かったのだろう。上りに関しては大宮で江戸に向かう最後の宿にする人が多かったと思われる。氷川神社に旅の安全祈願をしたのだろうか。江戸時代から歓楽街もかなり多かったらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 6, 2006 09:14:46 AM
コメント(0) | コメントを書く
[国内旅行] カテゴリの最新記事
|