CNETのイベントの感想
先週の金曜日に、CNETが企画した、検索エンジンのカンファレンスがありました。六本木ヒルズのアカデミーヒルズにて開催されたのですが、毎回エレベーターを上るときに、耳が痛くなるので、あまりあそこは好きではありません。というのは、おいて置いて・ Microsoft,AskJeevs,Google,など世界の検索エンジン企業の 今後の戦略と自社紹介。・ 日本のモバイル検索エンジン企業のパネルディスカッション。いくつか気づいた点があるのですが、まず、1つ目。みんな同時通訳のヘッドフォンを付けていました。装着率はざっと、80%ぐらいでしょうか。もちろん、英語があまり得意とはいえない僕は・・・。付けませんでした。シリウスは世界的企業になるので、ブランドが必要です。付けるわけには、いかず、必死で聞いてましたが、まあ、おおよそ、わかりませんでした(半分ホント)でも、パワポ見てれば、何を言っているのかわかったので、別に問題ないのですが、要するに、あまり大事なことは言ってなかったですね。どこの企業も同じなのですが、1.検索エンジン市場は伸びている2.自社のサービスもさらに伸びている3.新しいサービスのインパクトはこれぐらいある。4.つまり、弊社の未来は明るい。だってこういう戦略が あるんだから(大まか)よって、英語の知識とかは、要りませんでした。(強気)要約として、1~4はプレゼンテーターは書けないので、こちら側で用意しておけば問題ないんです 笑さて、まじめな話なのですが、2つほど主に思ったこと。1.Web2.0 とか 前から知ってるし、別に新しくない。 ヤフーの人がいってましたね。 これは、僕もそう思う。今更、言ってるけどエンジンをやってる 人たちってのは、情報の蓄積と配信をいかに行うかというのは ずーーーっと頭をひねらせてきているはずなのです。 さらにいうと、Web2.0の本質をわかっている人というのは いろいろなブログを読んでいても、ほぼ間違った解釈をしている。 としか言えないと思っています。 みな、インターフェース論に近いものを論議しているのですが、 Web2.0以前 以降でも基本的な本質は変わってません。 結局データなのです。データの配信方法が変わったり、 データの修飾の仕方、提示の仕方が変わったりというのはある とは思うのですが、関連付けとかね、そこの勝負はいつでも いいだろうと思うのです。 これ以上は、書かないけど、勝負するのは、そこではないなあと 思います。ユーザーにとってメリットがあるのは、目に見える 形では、インターフェース論なのでしょうが、たとえば、グーグル が検索エンジン市場を奪った本質は、インターフェースでの勝利 では無いはずです。 「情報は収束へ向かっているのでしょうか?」 逆にいうと 「どうやったら、情報を収束させられるのか?」 この質問の答えが、次の覇者になるはずです。 さて、次に、モバイルですが、 「どこも似たり寄ったり」 という印象でした。gooは力を入れているなあと 思いましたが、それ以上の印象はあまりありませんでした。 広告も相変わらずリスティング広告のみ。 頭の中に、競合の動きと、スピード感を叩き込んで、 終了。(意外にも、次のリリースがいつか?とか平気で 言うんですね・・・。) 僕だったら絶対に言いません。 リリース時期というのは、非常に重要です。 競争戦略の根幹に関わってくる。 周りが真似することができないぐらい自社にスピードがあれば いいのでしょうけれども・・・。 その点のコントロールってのは、経営側がやるべきことなのでしょうね。 情報統制の重要さも感じました。 そんな感じでした。