カテゴリ:■ 舞台
仕事の後、友達と待ち合わせして梅田に行って、蜷川幸雄 演出 シェイクスピアの舞台「コリオレイナス」を観ました。
ストーリー 紀元前5世紀初め、共和制に移行したばかりのローマ。食糧不足のため、貴族たちに不満を募らせるローマ市民。その中でも特に目の敵にされているケイアス・マーシアス(のちのコリオレイナス)(唐沢寿明)はヴォルサイ人との戦闘に参加。都市コリオライの城内に一人閉じ込められ傷を負いながらも、敵の指揮官オーフィディアス(勝村政信)との一騎打ちのすえローマを勝利に導く。 ローマに帰還したマーシアスは英雄としてたたえられ、陥落した都市の名前にちなんでコリオレイナスの称号を受ける。コリオレイナスは執政官に推薦されるが、執政官になるためには謙虚のしるしであるボロ服をまとい広場に立ち、傷あとを見せながら市民に了解を得なければならない。コリオレイナスはその慣習に強く抵抗するが、周囲の説得によりしぶしぶ慣習に従う。無理やり愛想をふりまき彼は何とか市民の賛成を得る。しかし彼の失脚を狙う2人の護民官のそそのかしによりその賛成は撤回され、逆に彼は反逆罪で訴えられてしまう。市民と対立するコリオレイナス。彼は母ヴォラムニア(白石加代子)の説得により市民に謝罪することを了解するものの、護民官の狙いどおり途中で癇癪を起こしてしまい、民衆の敵としてコリオレイナスはローマから追放される。祖国への復讐の念に燃えるコリオレイナスは宿敵オーフィディアスのもとへ。自分を追放した連中への仕返しのため、オーフィディアスに協力を申し出る。二人は和解し友情を誓い、共に戦う仲間となる。 ローマ領に攻撃をしかけるヴォルサイ軍。慌てたローマ側はコリオレイナスに和解を申し出るが、彼はかつての友人さえも無視しローマ侵略を続ける。しかし彼の母、妻、息子までもが嘆願に訪れ、さすがに心動かされるコリオレイナス。和解を受け入れローマの兵を引き揚げる。ヴォルサイ軍内でどんどん存在感を増すコリオレイナスを疎ましく思い始めていたオーフィディアスは、彼がローマと和議を結んだことに憤慨。裏切り者としてコリオレイナスを責め、殺してしまう。コリオレイナスが生き続ければ危険な存在になったと言いながらも、その生涯を称えるオーフィディアスであった。 という話しで、悲劇だけどちょこちょこ笑えるとこもあって、迫力のある舞台で良かったです。 プライドが高過ぎるのも問題ですね。 勉強になる舞台でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月28日 01時30分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[■ 舞台] カテゴリの最新記事
|