シロワンコの「デイリーワインとＧ麺」日記♪

★シャトー・ラマルグ　CHATEAU LAMARGUE[2004](AC COSTIERES DE NIMES)　；　使用品種　シラー 60%，グルナッシュ・ノワール 30%，ムールヴェードル 10%（品種名は仏文・英文の裏ラベルから転記。混醸率は販売店のＨＰでの記述に準拠） ：


　　昨日に続き，ヴェリタスさんの「飲み比べ赤９本」セットからの３本目のお品（，，てか，週末につき，本日２本目に突入しておます^^;）。

　　アペラシオンの「コート・ド・ニーム」というは，（ローヌ河が地中海に注ぐ手前の）南部ローヌ地方のローヌ河右岸にあって，西方のラングドック地方との橋渡しをする位置にありんす。ものの本によれば，土壌的には「礫（れき）混じりの沖積土で構成され」ていてローヌ地方と軌を一にすれども，気候的には「乾燥した夏と不規則な降雨が象徴する地中海性」の由。

　　コルク長は40ミリ（あれこれと「賞」をもらってるってえ割には，ずいぶん短いのぉ），アルコール度数は13.5度（これは，赤ワインとしても高めじゃなん）。お色は，抜栓直後は明るめの紫色が特に辺縁部において顕著でありまいたが，時間が経つにつれ段々とガーネットに変色した感じ。透明度，比較的高し。

　　飲んでみれば，熟成感よりも青々とした果実味が支配的なお品かなん。シラーが半分以上という「スパイシーさ」を十分に発揮しつつも，カリンやビワのような和風の酸味を超え，さらに一歩進めて漢方薬っぽい「甘草（かんぞう）」を意識させるお味と思ったことでありまする。この事に起因して，アルコール度数が高いのにも拘わらず嚥下感に重さを感じることが少なく，けっこうスルスルと飲み下せてしまいまいた。この，敢えて言えば「ジュースっぽい」飲み口の前にはタンニン感もどこへ行ったやら，わずかな粉っぽさを口中の後舌面の奥に残しつつも存在感を失ってしまった感もあり。

　　ちと，類例の思い出しにくいお品ではありまいたかのぉ，，。ワンコ的には，もう少し「熟した甘み」が欲しいと思ったことでありまいたが，これはこれで例えばショウガや八角の効いた肉料理，それも豚肉なんどを食べたくなったことでありまする(^_^)。　　
　　


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