シロワンコの「デイリーワインとＧ麺」日記♪

★シャトー・フィネ　CHATEAU FINET[2005](AC BORDEAUX)　；　使用品種　メルロー 63%，カベルネ・ソーヴィニヨン 29%，カベルネ・フラン 8%　：


　　2005年産のボルドー「赤」ばかりを１０本揃えたセット＠「ワインマルシェまるやま」さんからの５本目のお品。コルク長は３９ミリ，アルコール度数は１３度。お色は，特に辺縁部で紫色の強い，深みのあるルビー色。透明度，ほとんどナシ。

　　このお品も，遡ってみれば2006年11月12日にレポートしたお品でありまいた。
　　今日の感想も，今回のセットを飲み始めて以来共通の感想でありんす。すなわち，当時飲んだ時よりは確実に「柔らかく」なっているのではないでせうか。
　　そういうわけで前回の感想は脇に置き，本日の感想を述べまする。果実味は，いわゆるカシス系のお味。ただしそれが「豊か」という味わいではなく，むしろ酸味の勝ったお味。そして，その酸味は系統的には乳酸系のオモムキがあり，それが赤ワインとしては異例の「爽やかな」酸味と甘みを提示していると思いまいた。そうなれば，「いくら千円だからと言って，こういうお味もボルドー(@_@)？　地中海沿いの千円物の台頭に突き上げられて新機軸を打ち出したのかしら？」みたいな感想を持ったことでありまいた。
　　むむむ，，，「安価ボルドー」の形態として，こういう動き・方向性もあるのかなん，，，，。でもまぁ，同じ千円ワインの，たとえばチリ・カベみたいな「濃い～でし(^_^)v」一辺倒のお品群を想起すると，「ガツン」と行きたいときはチリ物を，そしてそうは言ってもそれなりのテロワール感（＝粘土＋砂利，といったボルドー物の）を所望の折にはこうしたお品を，と使い分ければええのかも知れませぬ。



「[2005]旨安ボルドー飲み比べ １０ 本セット」＠ワインマルシェまるやま さん，￥10489（税込み，送料込み，代引き料別）。]