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テーマ:デイリーワイン広場♪(231)
カテゴリ:ワイン覚え書き
★カステルモール CASTELMAURE[2004](AC CORBIERES) ; 使用品種 カリニャン、グルナッシュ、シラー (混醸割合不明) :
4月8日以来の,「橋本屋 ワイン館」さんの「市販されないバイオーダーワイン! 厳選南仏!赤4、白2の6本セット」から2本目のお品。 コルク長は45ミリ,アルコール度数は13度。お色はやや赤みを帯びたルビー色で,インクのように濃い~どす。透明度,低し。 MC法(=マセラシオン・カルボニック法)による発酵の由。ボジョレー・ヌーヴォーの生産(つまりガメイ種の発酵)に使われていることで知られてるにゃ。どういう方法なのかにつき,参考のためにワンコの手元の本「ワインの科学 清水健一 著,講談社ブルーバックス」の本文を転記しておきまする↓。 「収穫したブドウを破砕せずにタンクに入れ,タンク上部に二酸化炭素を吹き込んで,そのまま放置します。二酸化炭素は重いのでタンクの下に溜まり,ブドウと空気との接触を防いで,ブドウを酸素欠乏状態に保つのに役立ちます。この状態でしばらく放置すると,酸素欠乏状態に置かれたブドウの内部では,ブドウ自体の持つアルコール生成酵素によって微量のアルコールが生成します。タンクの下方にあるブドウは,このアルコールの効果と上部にあるブドウの重さのために自然につぶれて,タンク下部に果汁が溜まり,それが果皮に付着していた野生酵母によって発酵し始めます。この発酵がある程度進んだところで(5~10日くらい)搾汁を行い液のみを分離してさらに発酵させると,特有なフルーティーな香りと軽い味わいを持つ赤ワインが出来上がります。」 さて飲んでみれば,カリニャンを使っていると言うこと自体は,その高貴さの反対を行く独特の酸味からうかがい知れるのではないですせうか。さりながら,常の安カリニャンちゃんならぬお味♪ このお品の酸味にはボワ~ンとした輪郭の曖昧さが無く,それどころか,むしろ若々しいおもむき。ほんでもって,木イチゴをジャムにしたような甘みがありまいた♪ これにシラーちゃんのスパイシーさがアクセントを付けてるってえ仕様だす。 嚥下後にやや荒いタンニン感が残り,それを理由とするとも言えるアフターが長いどす。でもまあ,カリニャンちゃんを使ったお品としては,十分に成功している事例ではないかと思料いたしまする(^_^)。 [「絶対お得で絶対納得! 市販されないバイオーダーワイン! 厳選南仏!赤4、白2【送料無料】の堂々6本セット!!」@橋本屋 ワイン館 さん,¥4990(税込み,送料込み,代引き料別)。] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.15 22:09:33
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