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テーマ:デイリーワイン広場♪(231)
カテゴリ:ワイン覚え書き
★バロン・フィリップ・ド・ロスシルド マイポ・チリ「カベルネ・ソーヴィニヨン・リゼルヴァ」 BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD MAIPO CHILE "CABERNET SAUVIGNON RESERVA"[2005](MAIPO VALLEY, CHILLE) :
エノテカさんの「パーティーパック・ルージュ(12本組み)」から7本目のお品。同じ銘柄の並級物(=リゼルヴァでない物)の2002年産を2005年7月2日にレポートし,また同じく並級物の2005年産を2006年12月23日にレポートしてありまいた。 コルク長は45ミリ,アルコール度数は日本酒並みの14.5度! お色は遠目には黒くも見える深々としたガーネット。透明度,ほとんど無し。 飲んでみれば,これはまぁ,大げさに言えばプリンのてっぺんに乗っている茶色いカラメル・ソースみたいに,どえりゃあ香ばしい樽香が効いたお品。2005年物じゃによって超新しいくせして,ヴァニラ香,やたら顕著(根拠のない推測なれど,樽の内側を焼いたのでせうか?)。 液質はややマッタリとしていて,トロ~ンと口中をたゆたいまする。ほんでもって,熟し切ったとも申したいほどの甘~い果実味がタップシじゃにゃ。すなわち,タンニン感は非常に滑らかでし。んで,シロート考えじゃけん,なんかベースに粘土っぽい灰色の地質のお味を感じたにゃ。 むむむ,これは「やられた~。降参じゃ~(白旗 →)◇\(o・Q・o)/◇」みたいな風情のお味じゃなん。本国(=おふらんす)でのAOC規格でがんじがらめに縛られたクビキを,「ここは一発,チリあたりでドーンとかますかいのぉ(^o^)(バフ~ ←鼻息」なんどと一気呵成に日頃の鬱憤を解き放ったかのように見えるお品。 褒めて言えば,もともとチリでやってるメーカーに比して,そのひたすら1本調のドッカ~ンなはずのお味+(プラス)「おふらんす」のテロワール感覚持ち込んだように思えるお味だす。ワイン通のヒトたちからすれば,「そうは言っても,しょせんはチリ物やんけ。平板なお味じゃにゃ。」と片付けられるにしても,お値段を思い起こせば十分に満足の1本と見まいた。 [「ENOTECA パーティパック・ルージュ(12本セット)」@エノテカさん,¥9975(税込み,送料込み,代引き料別)。数日前に衣替えしましたが,このお品は残っています。] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.20 22:15:00
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