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テーマ:デイリーワイン広場♪(231)
カテゴリ:ワイン覚え書き
★ヴィニャ・マイポ 「カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ」 VINA MAIPO "CABERNET SAUVIGNON/MARLOT"[2008](CHILE) ; 輸入元 サントリーワインインターナショナル(株) :
スクリューキャップ方式。アルコール度数は12.5度。街売りで七百円台という,ウソみたいにお安いお品。チリ物も,いよいよ高級品とお手軽品の両様に分化するほどに生産量の基盤が厚みを増してきたのなりナ。 ワンコの経験によれば,その昔,8百円以下の「赤」なんどとといえば,一言で申して「酸味の眠たいお品」ばかりに付きあわされてきましたが,このお品はその点での心配は不要でありまする。すなわち,輪郭はハッキリとしておました。 その一方,「どこでどうやって付けてきたんですかい!?」と問いたくなるほどに,「樽味」(=ヴァニラ風味のお味)が乗っているお品。たとえて申せば,無化調のラーメンに対する,化調満載のインスタントラーメンのように「旨み」が即舌面に感応されるお品。 ,,,むむむ,さすがは天下のサントリーじゃのぉ,,,。お安いお品であっても,否,逆にそれだからこそ(?)飲んだ瞬間に(アイスの)ソフトクリームの皮みたいなお味と,「赤系ベリーが熟した」ような甘みの強~いお味を感応できまする。 そういうわけでで,タンニン感は希薄じゃにゃ。んだで,褒めて申せば「(赤のくせして)飲みやすく」,けなして申せば「(赤のくせして)妙にスイスイと飲めちゃう」ってえ手合いナリ。ついては,この「スイスイ感」が(たとえばボジョレーのお品みたいにそもそもセパージュに由来する「軽薄さ」を想起させるのではなくて),あくまでも「それらしさ」(=高貴種のカベルネとメルローを使っている)を体現しているってえあたりに,「さすがのサントリー」といい意味でのあざとさを認識するのでありまする。 なにやら,論旨に明快さを欠きまいたが,またぞろ例え話を持ち出すなら,「カップラーメンであっても,要はラーメンが食べたい!」とか思ったときには,なんの文句もなく楽しめるお品ではありますまいか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.03 05:09:51
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