カテゴリ:桑原水菜&ミラ旅
桑原水菜さんの『赤の神紋・十三章』を読みました。
ほぼ1年ぶりの新刊です。てなわけで、どこで続くだったか忘れ気味。 自分のブログを読んだりして・・どーにか思いだしました(12章感想・11章感想) 第13章は「メデュウサ」の幕が開き、ひたすらバトルするケイvsワタル。 そして決着がつかないまま14章に続きます。 ケイのハミルは斬新で狂喜と悪意を孕み、共演者殺しどころか 観客も殺す勢い。 一方ワタルの演じるハミルは安心して見ていられる、優等生的出来ばえ。 このため荒れているのは当然ケイの舞台。 ケイは共演者の妨害を受け、序々に精神のバランスを崩して行きますが それを支えるのが連城、榛原、藤崎 この3人はほぼ同じ分量でケイをバックアップしているため、連城とケイの間に大きな進展はなく・・ ケイは連城を命綱と思っているのに、相変わらず響生はへタレ。 ハミルの迫力に、自分の手には負えない者だと気後れする始末です。 ケイも榛原を求めながら、連城に頼る自分が後ろめたく・・ 二人はメールで心を通わせあったり、ハグしたりするだけ。 8巻で心が通じあってから既に5冊目。かなり じれったいですっっ!!! いいかげんヤッテおしまいっ! ・・と叫びたくなります。 でもケイが榛原舞台を演じ切るまでは納得できない二人だと思うので・・ 無理でしょうね。 桑原ものは心理描写が濃くて説得力があるのが特徴。 初めの数ページからH突入のBLとは一味も二味も違うので、ここはひたすら我慢ですっ(笑)。 今回響生のグルグルは少なめで比較的安定していましたが、結局彼は榛原世界に貢献する人。 榛原に嫉妬し、憎しみを感じながらも榛原・藤崎・ケイを結びつけ、 ケイの狂気だけでなく、実は榛原の狂気をも抱えられる人物ではないのか?? 榛原世界を支える一人として納得できれば楽になれる気がしますが・・ どんな着地点になるのか今後も目が離せません。 さて、今回印象的だったのはケイが演技妨害する高松塚を演技でやり込めるシーン。 凄い威圧感で、ほとんど「調伏!」な勢い。カッコよかったです この他連城がケイに差し入れたふ菓子。 こーゆー細やかなところがやっぱり素敵なんです♪連城ぉ~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.02 23:17:13
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