カテゴリ:桑原水菜&ミラ旅
桑原水菜さんの新刊『イルゲネス・上』を読みました(マッグガーデン)。
桑原さんといえば死ぬほど好きな「炎の蜃気楼」ですが、 40巻にも及ぶ超大作を終わらせた後、どんな新作を発表するのか微妙に気がかりでした。 (炎の蜃気楼感想はここ) で、終了後最初に出版したのが「シュバルツ・ヘルツ」。 こちらはその後も次々と新刊が出ているようですが、実は私は1巻に嵌れなくてそれっきり・・(汗) (シュバルツ感想はここ) なので今回の「イルゲネス」にはちょっと期待♪ 挿絵も「Vassalord.」の黒乃奈々絵さんですし、萌えシーン炸裂か~?と読書開始でした。 物語は遺伝子操作でクローンを次々と生み出す島<イルゲネス>が舞台。 イルゲネスでは闇市場が横行し、クローンの売買と扱いは非人道的。 そんな状況に反対するレイは元首フォンに立ち向かって行きますが、 フォンの親友ジェイクと出会うことによって、自分がクローンだという事実を知ることになります。 そして元首であるフォンも実はクローン。 なので最終的には人間とクローンの戦いになっていくと思われますが、 上巻の主軸は フォンとジェイクの危ない友情♪ でも、あくまで友情止まりっ! なので私的にどーもムラムラできず・・ どう考えても ジェイク×フォン なんですが、桑原さん独特の萌えと葛藤を期待すると・・ウ~ン。 レイを挟んで敵対する親友同士は素敵でしたが、心理描写にドップリ嵌れる桑原節は皆無。 突っ込みどころ満載な人物も出てきませんし・・(笑) でも普通のSFものとしては面白い題材と展開で、下巻も読む気にさせられる内容でした。 桑原さんはミラージュや神紋と同じテイストの作品はもう書かないつもりかもしれません・・。 どう考えてもミラージュ以上の作品は今後出せないと思いますし、かと言って甘甘BL小説が似合う作家さんではないですし・・ とにかくあれだけしんどい大作を終らせたことが偉業なので、この先は好きにやっていただいて何の文句も無いわけですが・・ でも本音は 「下巻では萌え上がりたいっ!!」 期待してます(笑) にしても「赤の神紋」の続きは何時なんでしょう??こちらはまだまだ頑張ってもらいたいです! (連城ぉ~~!/叫) *以前ゼーベルのCDで「イルゲネス」を聞いたことがあります。 キャストは以下のようでした。 レイ:鈴村健一 ジェイク:大川透 フォン:木内秀信 ニコラス:杉田智和 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.11 23:28:03
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