カテゴリ:凪良ゆう
凪良さんの新刊『夜明けには優しいキスを』を読みました。
凪良さんは最近知った作家さんで、 わりとハズレがない上に今回は挿絵が高階さん♪ なので即飛びつきましたが・・・かなり 重っ しかも左よりとゆーか、蟹工船?! と思ったら作者様も後書きで「蟹」に触れていて・・ 要するに受・要と攻・公平が共に酷い条件下で働くフリーターで、 公平は労働運動をしていたりする格差社会的雰囲気。 で、更にこれにDVが加わり、要に暴力をふるう弘明が相当病んでいるので 甘甘からはほど遠く・・ 体が痛くなるBLが苦手なアタシはちょっとウ~ン が、凪良さんの読ませる文章が上手いため、 要が過去とどう戦うかが気になってガツガツ読書。 命に対する責任や人は何のために生きるのか等、 重いテーマを折込みながら、ラストは何とかBLに着地。 要を間違った贖罪から引張り上げた公平が 妙にまともで前向きなのが救いでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.20 13:53:58
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