カテゴリ:かわい有美子
かわい有美子さんの「いとし、いとしという心」2巻を読みました。
1巻はユキが千秋に心を開きはじめたところで終わってしまったので その後が気になり2巻を手に取りました。(1巻レビュはここ) が、冒頭1話目の「ユキウサギ」は 二人の歪んだ関係が始まった高校時代のお話。 かなり余裕のない千秋と、ほとんど怯えているだけのユキが可哀想で、 想いが届かず東京に去って行く千秋が相当切ないラスト。 が、2話目の「啼かぬ蛍が・・」は1話目とは打って変わって比較的穏やか。 千秋のヤンデレもあまり発動せず、 京都弁にのせた緩やかな雰囲気で二人の仲も自然に進展。 相変らず千秋は計算高い狐男でしたが、生い立ちが寂しい分幸せになれてよかったです♪ さて、この作品のタイトルは< 戀 という字を分析すれば いとしいとしと言う心> という都々逸からとったもので、千秋が口ずさむ本文を読んで、なるほど~と感心。 「三千世界の鴉を・・」はよく聞きますが、他のものはほとんど知らないので 興味深かったです。 にしても千秋とユキの話す京都弁は本当に品がよくて優しげに読めますが、 京都出身の旦那が話す京都弁は何故かこんな風に聞こえません・・ きっと素敵な京男がしゃべれば雰囲気タップリになるんでしょうね~(オイ)。 まあ、ウチのは人生の半分以上を関東で過ごして訛りを消しているので、 もうしゃべれなくなっているのかもしれませんけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.25 21:47:28
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