[((((ノ^◇^)ノ ウヒョヒョヒョ~~~]
まゆつば電卓が何か計算し始めるとき、まずこんな画面が出ます。
ピノがこの電卓を交差点で偶然に拾って6日と3日月が経ちました。
そろそろ捨てようかなぁと思い始めています。
だって、この電卓、禄な計算しないんだもの。
まゆつば電卓には自分の力で賢くなる「賢まりスイッチ」がついています。
このスイッチを押すと「はい喜んで!( ^‐^)_且~~ 」
といってお茶まで出してくれるんです。
2日前、とうとうまゆつば電卓は自分で新しい数字を発見してしまいました。
それは<無い>という数字でゼロでもありません。
実に、言葉で言うのはこれが限界で、
まゆつば電卓が言うにはそれはゼロとゼロの隙間にあるそうです。
まゆつば電卓はこの新しい数字を発見してからなんだかちょっと可笑しいのです。
計算はいつも正しいのですが、ピノが聞いてもいないことを答えるんです。
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「今夜のおかずはヒョウ柄インゲンのキラメキ揚げで~す。」
その通り、ピノのお母さんは夕食に出しました。
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「体脂肪率23.4%のとき宝クジを買うとテストが46点だよ。」
これは正しかったのかどうかわからずじまい…
まるで変てこな予言をするおみくじマシーンですね。
やっぱり捨てよう.......
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「裏庭の室外機の下にね、うさぎ跳びキノコが3個生えるよ。」
その通りでした。ぴょんぴょん♪キノコが跳ねています。
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「戦争が終わって、洗濯がはじまるよ!」
なんのこっちゃ。
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「僕はずっと電池が切れ無い。」
<無い>ってそれ計算の答えなの??
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「ピノは僕をすて無い。」
「たまの美くし箱」より