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カテゴリ:文献
イリノイの田舎に複葉機に乗って現れた 、 まったくそれらしくない救世主ドナルド。 主人公リチャードを救世主の跡継ぎとすべく、 「救世主入門」なるテキストともに物語は進んでいきます。 200ページくらいでサラッと読めてしまう小説です。 作者は「かもめのジョナサン」でお馴染みのリチャード・バックです。 夏の終わりに相応しい清涼感のある?1冊。 * [小説の登場人物になろうとしたことはなかっただろうか? もしそういう経験があるならば 君達にもわかるかもしれない。 時として、 虚構の中の登場人物のほうが、 心臓の鼓動を持つ人間よりも強く、 真実を語ることを。] * 「もしうまく俺が救世主になれたとしても、自信のないことがあるなぁ」 「なんだい?」 「女のなめらかな肌さ、あれが持ってる神秘的な力についてだよ」 「ああ、そのことは俺にもわからないさ」 * [君達が自己に忠実に話す時、 そこに過去や未来は関わりなく、 真実が永遠に光り輝く。
自己に忠実に話す、 それのみが真実の正統な在り様なのである。] * 「悩むことなんかないよ奥さん、 俺たちは全体の中の小さなかけらを見ているだけなんだ。 そしてそれはイリュージョンさ.......」
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