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カテゴリ:食育
以前、大手CVSとの食品開発コンセプトで、健康と日々の食事の関連性を謳ったキーワードを使う事になった時期がある。その為、日々の場面場面により、健康と食事の因果関係を見出せないかと、数パターンの分析を行った。
その時のレポートの抜粋をご紹介したいと思う。(一部、分かり難い部分に言葉を補っています。) 『・・・、いつの間にか必要とされている栄養素が不足し易く、偏った食事になってい る現実がある。食事の場面場面をそれぞれ思い起こせば、納得が行く。 (1)グルメ志向型。食材・メニューが美味しいもの・好きなものだけに偏り、 栄養バランスがとれていない所に原因がある。通風の原因とも言われる。 別名、好き嫌い型。 (2)簡素型。昔ながらの質素にでなく、食事を安くあげる為・時間的制約の為 に分量・品数を切りつめる。最たるものは、食事をしない。 朝食抜き・昼抜き・カロリー補給食・ゼリー食 等々。 (3)ダイエット型。簡素型と同様、最悪は食べない。栄養バランスを考えずに 無闇に食事制限を行う。正しく「ダイエット=死の食事(Die+eat)」 運動と栄養補給のバランスを無視する減量法。 (4)ブーム型。体に良いとされるものを一時的・大量に食すが、一時的効果が 得られたり、ブームが過ぎたりすると一切口にしなくなる。 反面「医療的なもの・特殊なもの」=日常的に摂るべきではないと捉えて いる。(対処療法薬、食事でなく既に薬の領域。) (5)画一型。成人・子供・年配者・怪我や病み上がりの人等、全て同 じメニューで済ませる。意外と多い。いや、殆どの食事がここに含まれる。 例えば病み上がりの状態で、消化の良いモノを優先するが白粥だけで良い のだろうか?ビタミン・ミネラルの不足、即効性のあるタンパク質・アミ ノ酸は?体のPHは?等々。家族の食事をまとめて作る弊害。 (6)間食型。必要カロリーを間食で摂ってしまい、栄養素の豊富な食事が出来 ない。若年層に多い。又、食事の供給面から間食優先になる場合もある。 食事が作れない→外食に頼る→間食で済ませる。 等々。・・・。』 今、見直しても意外に盲点も多く、更に複数の要因で十分な栄養が補給されないままでいるのではないか。残念ながらこれも現実であろう。 親が与える食事の子供達に与える影響は計り知れない、と同時に食事を摂る場面・スタイルも大きな影響力を持つ。上記のスタイルで食事を与えていないだろうか。 食事の場面に、無頓着でいないだろうかと見直す必要があるのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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