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カテゴリ:レポート
皆さんは、行方不明の娘さんをブログで公表し捜索したお母様の話をご存知だろうか?
小学生の娘さんは、約半月後の3月末に無事両親の元に戻られたそうだ。 直接的にブログの効果がどれほどであったかは定かでないが、 某有名ポータルのブログランキングでは当時1位のアクセスであったというし、結果的にこうして多くの注目を集めたことが、無事解決に繋がったことは どうやら間違いなさそうだ。 また、現時点でもブログを活用して「人探し」をされている方が多数いらっしゃるという。 このように、ブログはもはや、「公開日記」の域を超えた無限のポテンシャルに満ち溢れている。 しかも、これまでのいわゆる「掲示板」等に比べ、開設者本人が自ら編集・削除することが出来たり、「トラックバック」という今までのそれらにはなかった機能が加わったことで、頻繁に悪用されたり、誹謗中傷の場と化するリスクもかなり少なくなったと思われる。 また、これまでの、ともすれば「アングラ(?)」的だった「掲示板」等に対し、「ブログ」においては、開設者がある程度の「プロフィール」を公開し、何よりもPC一般ユーザーにまで拡大したことで、かなりの「メジャー」かつオープンな明るいコミュニケーション、情報交換の場となったわけである! 正直、私自身も、かれこれ10年近く前のネットデビューの頃から、「ご近所のネット仲間の輪」的サイトに登録してみたり、某最大手ポータルの「掲示板」を利用して自らの自己啓発意欲を高めたり(情報交換や相互の叱咤激励が目的)したことがあるが、「見知らぬ第3者」の影響もあって、何れも長続きしなかったという苦い経験がある。。。 ましてや、あまりの手続きの煩雑さに、一つの「夢(?)」でもあった「マイホームページの開設」など、まさしく「夢の夢」であった(そもそも何を「発信」して誰が「受信」してくれるのか、という現実的な「?」もあった)。 まだまだ混沌としていた「ネット成長期」であった90年代後半に、「ネットアイドル」として「マイHP」で活躍していた学生さんやOLといった女性ユーザーは果たしてどのように、それを「運用」していたのであろうか? よっぽどの上級者であったか、おそらくは「黒幕」的な存在がいたのではないかと考えるのは少々穿鑿がすぎるであろうか?? 翻って、昨今の賑わしい「ブログ文化の開化」を見るに、大仰だが「隔世の感」を抱かずにはいられない。 こんな「機械オンチ」の私にでさえ、「ほぼ毎日」「マイブログ」をチェック・更新できているのだからっ! さて、自分なりに、あらためて「ブログの可能性」を考えてみたい。 まず最初に、ブログの大きな特徴として次のようなものが挙げられる。 「ブログ」=基本的に「個人」に属する「超私的世界」 「ブログを介したコミュニケーション」=「超私的世界」の「オープンケミストリー(公開化学反応)」 つまり、一つの「円(=縁)」がその「円周(=縁側)」上で、無数の他の「円」と無限に繋がっていき、その繋がっている「円(=縁)」もまた同様に無限に繋がっている、という状態である。 そもそも、「ネット」自体もそうであったのだが、これが「個人」ベースかつ「双方向」で、しかも「オープンスペース」というところがスゴイっ! (「人付き合い」というもの自体が、もとよりそういった構造であるのだが、その対象が「不特定多数」で、物理的制約や「出会いの可能性」といった制約をかなり取っ払っちゃっているいるトコロが「ネット」ならではであり、「スゴイ」んである。) まさに、巨大な宇宙空間の中で立体的な「円」(というより「球」か?)が交じり合って一度に様々な形で化学反応を起こしているようなものである。 私は「超文系人間」なので、全くの思いつきなのだが、これぞ、まさしく化学や物理の世界でいうところの「核融合」なのではないか!? であるとすれば、いろいろなところで思いもつかない巨大なエネルギーが発生し、時には「核爆発」レベルのものまで現れてくることはまず間違いない。 さしずめ、ここでいう「核爆発」とは、コトバの響きとは裏腹に、「ニュービジネス誕生!」とか、「一大ボランティア活動発進!」であるとか、「市民レベルの超国家的国際交流実現!」や冒頭の「行方不明者無事発見!」、はたまた、個人レベルで言えば、「結婚成立!」、「半世紀ぶりの幼なじみの会結成!」といった、極めて平和的でヒューマンなものであるのだろう。 こういった意味でも「ブログ」は「スゴイ」んである。 また、先ほどあえて、「円(=縁)」と表記したのだが、もっと叙情的に見れば、 「ブログを解したコミュニケーション」というのは、まさに、現代社会で消え去りつつある「縁側づきあい」そのものであろう。 気楽に開いて、気楽に訪問する。 時には、世間話で花が咲いたり、ステキな情報を得たり、励まされたり、心が温かくなったり、目からウロコが落ちたりと・・・。 まさしく、「人のご縁(円?)ででっかく生きろ!」である。 このように、「個人」をベースとした「核融合」であり現代版「縁側づきあい」でもある「ブログ文化」を、これから先ももっともっと大きく健やかに花開かせていきたいものである。 「楽天」サマはじめポータル(?)運営会社の皆様、このような場を構築して頂き誠にありがとうございます。 これからも何とぞよろしくお願いいたします。。。 長くなったので、次回(!)こそいよいよ「その可能性と活用法」について考えてみたい。 駄文拙文にお付き合い頂きありがとうございました! ******************************************************************************* 「ご縁(=ブログ)」大切にしましょうね!⇒「人気blogランキング」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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