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カテゴリ:ニュース
1枚の写真を見た時、ヨーロッパ人を先祖に持つ米国人の学生が前景に写っている物により多くの注意を払うのに対し、中国出身の学生は背景の観察と全体像の認識により多くの時間を費やすことが、ミシガン大学の研究から明らかになった。・・・米国人は、最も鮮やかな色をしたものや動きの速いもの、たとえば、マスが3匹泳いでいるといったことを最初に答えたが、日本人は、水の流れが見える、水は緑色だ、底に岩があるなどと言った後で、魚のことを話す傾向が強かった、とニスベット教授は語る。
記事(WIRED NEWS 2005年 8月25日 (木) 17:29) ということは背景にもこだわる描写は東洋人向け、主題をはっきりさせる描写は西洋人向けということになるかな。 デジカメで花なんかを撮るときに、主題を強調するために周囲を極端にぼかす王道的なテクニックがある。それは生理的なレベルで日本人には評価されずらいのかもしれない。「背景がわからないのは不安」みたいな。 西洋人にとっての王道と東洋人にとっての王道は違うってこと。 この研究結果は目からウロコ。 東洋人が全体主義者か、西洋人が個人主義者かということはともかくとして、表現方法を相手によって変えるのはアリだと思う。 例えば、このHPの画像を見るのはほとんど日本人だから、主題と共に背景をなるべく克明に描写するようにするとか。 でも実践するのは難しい。 周囲をぼかす方が芸術的に見えるし、その方が簡単だから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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