テーマ:暮らしを楽しむ(388460)
カテゴリ:生き方
私は、子供の頃からずっと、モテるってことに縁が無かった。
小学校高学年の頃、好きな男の子に年賀状を書いた。 届いた返事は、「3学期は必ず勝つ」だった。 競争しているつもりもなかった私は唖然とした。 同じ高校に入った幼馴染は、いつも私を褒めてくれた。 「モテないのが玉に傷」と笑いで返すと、「黙ってたらモテるから。」と教えてくれる。 私の口はかなり禍のもとだったようだ。 そんな私がお見合いをすることになった。 私はもともと緊張しやすい性格でもある。 お見合いまでの期間、緊張だけで太目だった体重がみるみる減って、細目になってしまった。 当日も緊張したままだから、口もおとなしい。 演技したつもりもなかったが、主人からは、従順なお嬢様に見えたようだ。 一年前、学生時代に花嫁候補失格と言って、あっさり振ってくれた同級生と同窓会で話した。 私の生い立ちや家の事情を覚えていて、私の方が驚いた。 記憶に残っていないけれど、随分、ぺらぺら喋ったものだと・・ 地方からの下宿生だった彼は、「大阪の女の子は遊んでそうで怖いと思った。」と言う。 妹に「いも姉ちゃん」とバカにされていた私が・・?! 状況と相手が変わるだけで、人の見え方がこんなにも違うのかと思う。 本来の私は、変わり者だ。 理屈っぽくて、曲がったことが嫌いで、物事はいつも斜交いに見る。 繊細なくせに粗野で、シャイなくせにおしゃべりで。 主人とは、見間違えたのはお互い様だと言い合っている。 今更、モテるとかという願望もないけれど、 物静かで素敵な八方美人に時々見とれてしまう。 それでも・・・ 私はやっぱり、私のままでいたいと思う。 誰かがそっぽを向いたって、 信じた道を歩いて行こうと決めている。 にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活 暮らしを楽しむ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月15日 21時44分50秒
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