テーマ:暮らしを楽しむ(388269)
カテゴリ:生き方
世界的な建築家、安藤忠雄さんの講演をついさっき、近大で聴いた。
私が面白いなあと思ったのは、兵庫県にある長尾小学校での仕事の話だった。 木をいっぱい植えたいけれど、お金はあまり無い。 ならば・・というので、 子供たちと保護者にどんぐりをいっぱい拾ってきてもらって、植えたのだという。 今は木も大きく生い茂っている。 また・・ 木に水をやる子供たちが足を滑らせて道路に落ちて車に惹かれたら困るので、止めたいと教頭先生が言いだした時、 「そんな教頭は辞めさせろ!」と言ったという。 どんなときも、信念と意気込みがすごい。 自然との調和と人との調和、未来への希望を繋いでいこうとする発想の展開。 建築に始まっても、建築だけでは終わらない。 自分の家を平屋から長屋にしてもらった中2のとき、大工さんの姿に建築への夢を持ったという。 経済的な理由で大学へは行かなかった。 けれど、ひたすら夢に向かって歩き続けた。 日本中の建築を見て学び、世界を回って学び、多くの友も得、失敗も重ねながら、今も信念が変わらない。 お金が無いから・・考えることがあるし、 お金があるから考えられることもある。 結局、人は皆自分で考えて歩いて行けるものなんだ・・と、身を持って教えてくれる人だと思う。 大阪人らしい笑いと経験からくる厳しさは、「生きる」ことへの勇気も与えてくれたと思う。 今回の講演での話ではないのですが・・・ すい臓がんの手術の話を交えて語られた記事をみつけました。 私の建築は、コンクリートの建物が多いんです。コンクリートというのは20世紀を代表する材料で、なおかつ誰にでも手に入る材料なんですね。 にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月15日 22時06分55秒
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