テーマ:暮らしを楽しむ(388248)
カテゴリ:旅行
年末年始を格安の船旅で過ごした。
昨年の年明けから、調停の準備、相続登記に右往左往しながら、主人の事務所の経理もいつになく忙しく、一週間のうちに休日というものが存在しない状態だった。 とにかく、年末年始だけは家から脱出しなければ、手放しで年明けを迎えるなんて無理だと思った。 そんな時、19800円という価格で、素晴らしいプランを見つけた。 神戸港を31日の夜に出て、1日の朝には宮崎港に着く。 バスで、天岩戸神社、天安河原、高千穂神社、高千穂峡を巡り、 夜に宮崎港を出て、二日の朝には神戸港に着く。 現地には泊まらない、二泊三日の船旅だ。 初日の出は、太平洋上で見た。 金色に輝く太陽を初めて見たとき、思わず声をあげてしまった。 大きくて明るくて美しい。 まさに御来光と言う言葉がぴったりだ。 日の出までの1時間余りを甲板上で過ごしたので、手はかじかんでカメラを操作するのは大変だった。 けれども、この一時間の間に満天の星空を見上げることもできた。 年末年始の帰省ラッシュも重なって、船内は満員で、お風呂場も食堂も大混雑だった。 不満を言えばキリがないが、3日間ずっと快晴に近い天気の良さで、事故も無くスムーズに過ぎた。 加えれば、二度のおみくじも大吉。 令和二年は最高の年になりそうだ・・と喜んでいた。 主人もお風呂には入りそびれたけれど、それなりに喜んでいるように見えた。 下船間近・・・ 主人がひと言。 「年末年始は二度と旅行せん。」 これが、昭和、平成の象徴かもしれない! 主婦にとって年末年始は忙しいだけのものだ。 年齢とともに、それを感じる人は多いようだ・・ 「紅白歌合戦」もろくに見ること無く、お節料理の準備に追われ、気付けば夜は明けている。 元旦は、朝早くから雑煮の準備に追われ、お祝いをすれば後片付けが待っている。 結局、お正月休みとは名ばかり・・ せめて一日、手放しで寛げる時間を・・と考えたら、脱出を図るしかない。 ココロないひと言で感謝の気持ちも幸せのかけらもバラバラに吹き飛んでしまう。 そして、ココロは・・ 来年の年末年始はひとりででも脱出を試みてやろう・・と、頑なな蕾を育て始めてる。 にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月08日 20時30分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[旅行] カテゴリの最新記事
|
|