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2020年08月02日
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カテゴリ:生き方
​​​特別扱いを望むわけじゃない。
誰にでも、できること、できないことがあるだけだ。
それなのに、大多数の人が当たり前だと思うことができないときだけ、冷たい視線が刺さる。

「障害があるから班長ができない。」
それだけのことで、自殺に追い込まれてしまうとしたら…

例えば、「班長ができないのなら、市政だよりだけ配ってくださいね。」でもいいのだ。
優しさがあれば、証明なんて必要ない。

人が人を思い遣る、ただそれだけで苦しみが喜びにも変わっていく。

できることに目を向けたなら、どんな人にも素晴らしい才能のあることにも気付くはず。
才能って、特別なことじゃない。
そこに居てくれるだけでいいことだってあるのだ。

ダウン症の娘さんが入れてくれたインスタントコーヒーの美味しさに感動したことがある。
障害があるのに…という意味では、無い。
彼女にある世界観が、色んな場面で生きている。

彼女は、袋から出したコーヒーに適量の湯を注いだ後、丁寧に泡立てるように混ぜてからコーヒーを出してくれたのだ。
同じコーヒーを自分でも作ったことがあったので、味の違いに驚いた。
それ以来、私は彼女を見習って、インスタントコーヒーを丁寧に入れるようになった。

私は、彼女に会うたびに何かを教えてもらっている。

私の子供たちも、決して標準とは言えない部分がいっぱいある。

二人とも人に迷惑をかけて生きているわけではないのだ。
それでも世間は、標準を求めてくる。

大多数の人と違うことが攻撃の対象になっていく。



「できない自分」と「できる自分」を
誰もがセットで持っているはずなのだ。





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最終更新日  2020年08月02日 15時09分16秒
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