カテゴリ:日常
当日。
朝は8時20分に受付なので、8時ちょうどくらいに病院に着くようにした。(因みに病院は名古屋駅のすぐ近くにあります。) 入口を入って2階に上がると、人間ドック専用の受付があり、その中でもさらに宿泊ドック専用の待合室で待つ。 しばらくすると看護婦さん(って今は言わないんだっけ、看護士さんか)から簡単な説明があり、さらにすぐ後にドックの専門医によるさっきより 専門的な、それぞれの検査に対する説明が行われる。 毎日行われている検査なので心配はない。 が、リスクについてもキチンと説明しなければいけないのだろう、不安な事も言う。 ちょっと凹む。それから病室に移る。 最上階10階にある特別個室病棟が今夜の寝床。 ビジネスホテルのシングルよりちょい広いくらいの病室。 見晴らしも良いし、こりゃ間違いなく夜景も綺麗そうだ。(一人だしどうでも良いけど) 部屋で検査着に着替えて、お昼と夜のご飯をメニューから選んで、また軽く説明を受けてからいよいよ人間ドックの始まりである。 そこからは順調で、身長・体重・血圧・採血・肺活量・視力・眼底・心電図・胸部レントゲン・腹部エコー・骨密度・動脈硬化・聴力などのいわゆるドック検診みたいなのを淡々とこなしていく。 ちょっと高めの健康診断ならこれくらいは全部やってくれると思う。 ここで一旦時間が空く。 次に待つ検査は未体験ゾーンの胃カメラ。 看護士さんから説明を受ける。 1.鼻からのと口からのがあります。 鼻からの方が痛みは少ないけれど、口からの方が検査をする上では精度が高いので口からの方を勧めますが、さぁどっち? えっ、じゃあ口で…。(ってことは痛いのか?) 2.口からの場合、鎮静剤を注射して、意識が朦朧としている、もしくは寝てしまってる間に検査を終わらせることが出来ますがどうしますか? えっ、どっちを選ぶ人が多いんですか? 最近は鎮静剤を注射して痛みを少しでも和らげる人が多いです。 ただ、目の前のモニターにカメラの映像が写りますので、それが見たいという方は注射しませんね。 じゃあ、別に見たくないので注射してください。(なんか相当痛そうだな。でも注射してもらうから大丈夫か。って言うか俺、根性無しかな) そんなやり取りの後、早速胃カメラを飲むための準備を始める。 まず、胃の粘膜を洗い流す液体の薬をコップ一杯飲む。 これが激マズ。何だかわかんないけど、何とも言えない変な味がする。 既にテンションが下がる。 次に座っている椅子を倒し、若干の寝姿勢で顎を上げ、うがいでガラガラしているような状態で口を開ける。 そこに液体の薬を投入。 苦い。めちゃんこ苦い。 これは喉の麻酔らしく、この状態のまま5分キープ。 駄目だ、喉の奥に溜めておくとオェッてなる。 舌が痺れて感覚が無くなってきた。 あー、結構飲んじゃった。 5分終了。 さらに凹む。 すぐに診察ベッドに左を下にして横になる。 見えるのは大きな機械と、長い胃カメラをセッティングしている人、腕に注射を打とうしている人。 あぁ、この注射で意識が無くなるから、この場面が最後だな。 はい、お口開いて下さいね~。 マウスピースみたいなのを口にはめられてテープで固定される。 そうか、意識が無くなる間に口を閉じちゃうから器具が必要なのか。 はい、ではカメラ入れますね~。 あれ、意識ありますけども? 一切の躊躇を排除して、毎度お馴染みさながらに、無遠慮に胃カメラが入ってくる。 ウゲッ、く、苦しいんですけども? あぁ、意識が…、意識が…、遠退かない…。 何か目の前のモニターで食道から胃からハッキリクッキリバッチリ見えてるんですけども? 何かホルモン食べたくなってきたんですけども? 注射の意味ないじゃん。 さっきのチクッ返せ~。 なんてことになりながら車椅子に乗せられて病室に戻る。 何か意識が朦朧としてきた。 今頃かよ? 「1時間くらいは薬が効いているので安静にしていてくださいね。」と看護士さんが言いながらベッドに寝かされる。 ここまでか…。 朦朧とする意識の中、薄ピンク色のナース服を着た看護士さんが振り向いて部屋を出る時に、黒いブラがくっきりと透けているのを確かに見た…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/01/26 06:59:56 AM
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