天上裏から愛をこめて

識がだんだんと戻ってくる。目を開けると見慣れない天井がある。そっか、病院だっけここ。

枕元に置いておいた携帯電話で時間を見ると午後１時。

大体１時間くらい眠っていたことになる。

そのタイミングでドアをノックする音がして、看護師さんがお昼御飯を持ってきてくれた。



別に病気で入院している訳ではないので、病院食とは違い割と豪華な御飯が出た。

朝の時点で、昼３メニュー、夜３メニューからそれぞれ選ぶ。

ご飯も十穀米やら、さつまいもご飯やら７種類から選べる。（因みに両方とも白米にした。）

胃の中にカメラを突っ込んだ後だから食べれないかなと思ったけど、全部ぺろりと平らげた。

さすがに薄味ではあったけれど、結構美味しかった。

まだ午後の検査があるので、お茶と水しか飲めない。コーヒー飲みたい。

３時までは自由時間とは言っても、動き回る事は禁じられているのでベットに横になって持ち込んだ本を読んで時間を潰す。

３時に看護師さんが来て血を抜く。

ご飯を食べて２時間後の血糖値とかの数値を見るための採血らしい。

採血したらすぐに次の検査。

次は脳ドックで、頭部のＭＲＩ。

ベッドに寝かされたあと、耳栓をして頭をガッチリ固定されて、尚且つ身体も固定される。

ベッドがそのまま頭の方向に動き出す。

ＭＲＩの機械の中に体ごと投入されてベッドが静止。

ゴンゴン・ギュイーンギュイーン・ガガガガガッ・ゴンゴン・ギュイーンギュイーン・ガガガガガッ・ゴンゴン・ギュイーンギュイーン・ガガガガガッ

こんな感じのかなり大きな音がずーっと続く。

なんか、痛さとかそういうのは全くない検査なんだけど、相当苦痛を感じる。

人によるのかな。閉所恐怖症の人はＭＲＩ検査は無理って聞くしな。

確かにかなりの閉鎖感はする。身動きとれないし。

無事終了。

次は肺ドックで、肺のＣＴを撮影する。

これは楽。

ベッドに寝て横になったり上を向いたりするだけ。

午前中の胃カメラが最大のピークで、午後は痛い系の検査が無かったので楽だった。

さぁ、やっとコーヒーが飲める。

病院の１階にドトールカフェがあるので、そこでコーヒーを買って外に。

病院の敷地は全面禁煙だったので、コーヒー片手に道路の方まで出て行って一服。

あ～～美味い。

コーヒーも煙草も美味いな～。

っていうか、コーヒー飲んでも良いか、煙草吸っても良いか聞いてないけど、後で怒られたりしないかな？

ま、良いか。



夜のご飯はこんな感じ。

量が少なかったので、病院の中にあるコンビニでおにぎりとチーズケーキを買って食べた。

これも怒られそうだな。



思った通り夜景も綺麗だった。

夜ごはん食べてから、また外に出て行って一服。

あ～明日は直腸検査だ。