天上裏から愛をこめて

[コーヒー] カテゴリの記事

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  ドリッパー

  「ドリッパー」はペーパーフィルターでコーヒーを淹れるのに必要な器具です。ドリッパーもいろいろな種類があります。ペーパーフィルターを考えたメリタの息子が、最初８つの穴が開いていたドリッパーにさらに研究を重ねて作った会社が「メリタ」です。現在、メリタ製のドリッパーは１つ穴が主流になっています。もう一つの代表的な器具メーカーである、日本の「カリタ」では３つ穴のドリッパーを採用しています。そして、最近話題になっているのが、円すい式のドリッパーです。ドリッパーの特長によって、効果に違いがありますが、正直そこまでは分かりません。コーヒー道の達人になったら、そこまで考えたいと思いますが、今はまだそこまでは…。でも、僕はメリタと円すい式の両方を使ってます。今、こだわるとすれば、ドリッパーの材質です。プラスチック製、陶器製などがあり、プラスチック製は３００円くらいからあるので、安い値段で手に入れることができ、割れる心配がないので扱いやすいということはありますが、汚れが落ちにくく熱で変形してしまう恐れがありますので、少し値段は掛かりますが、陶器製のものをお勧めしたいと思います。

  2008/02/15

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  ネル・ドリップ

  ドリップ式のもう一つの淹れ方が、「ネルドリップ」です。この言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。使う器具としては、ネルフィルター・ポット・サーバーです。ネルフィルターは布で出来ていて、円錐型をしています。ペーパーフィルター同様、粉をフィルターに入れて、上からお湯を注ぎます。使い込むごとに、布の状態が変わっていくために、ペーパーのように簡単にはいきませんが、ポットからのお湯の注ぎ方をコントロールして、技で美味しさを引き出すことができることから、通好みの淹れ方とも言われています。一番大変なのは、ネル布の手入れです。布なので、洗剤は使うことができませんので、水で綺麗に洗う必要がありますし、酸化を防ぐために、乾燥をさせてはいけないので、水に浸けたまま保存し、毎日水を変えなければいけません。手入れが大変なので、気軽にコーヒーを飲みたいという人にはお勧めではないですね。僕もまだまだ、ネルドリップには手が出せませんね。

  2008/02/01

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• ドリップ式

  ドリップ式ドリップ式は今では一番ポピュラーなコーヒーの淹れ方だと思います。ドリップ式には大きく分けて二つの方法があります。ペーパードリップ式とネルドリップ式です。ペーパードリップ式とは紙で作られたフィルターで粉をろ過する方法です。この方法を考え出したのは、「メリタ・ドイツ」という主婦です。１９０８年に、愛する夫に、１杯の美味しいコーヒーを飲ませたい一心で作ったそうです。当時から布や金網で漉すという事はされていたようですが、こし器の代わりに紙を使うという発想は、その後のコーヒーの歴史を大きく変えたと言われています。ペーパードリップ式で使うのは、ドリッパー・ペーパーフィルター・ポットの３つです。一度にたくさん淹れたい場合はサーバーも用意しておくとよいでしょう。ペーパードリップ式は、衛生的であり、少ない量でも美味しく淹れることができて、誰でも簡単に抽出できるので、お勧めの方法ではありますが、ポットからお湯を注ぐときに技が必要になってきます。手技の動きで、一流のバリスタかそうでないかが分かるほどです。ですが、器具自体は手軽に手に入れることができるので、コーヒー好きとしては、手技の鍛錬をしつつ美味しいコーヒーが淹れられるようになりたいところですね。

  2008/01/25

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  コーヒープレス

  「コーヒープレス」で、淹れる方法もあります。淹れ方は簡単です。紅茶の淹れるときのように、コーヒープレスの底に粉を入れてからお湯を注ぎ、４分間待ちます。時間が経ったら、レバーを押し入れてプレスし、そのままカップに注ぐだけです。簡単な方法ですが、粉全体を蒸らして淹れるので、豆の持つ風味や味わいなどが損なわれないという利点があります。また、粉の量、お湯の量を常に一定にして抽出できるために、淹れ方でムラができることがなく、毎回同じ味が引き出せるという効果もあります。ただ、カップ１杯分を淹れるときなどは、お湯の量が少なくなってしまうので、蒸らしが難しいため、何杯分か量があるときに使用するのがいいかもしれません。サイズもいろいろあるので、小さい物ならその点を解消できるかもしれません。簡単なので、僕も２杯分や３杯分淹れるときはコーヒープレスで淹れることもありますが、洗う際に、粉をそのまま捨てなければいけないことや、プレス部分に粉が挟まって洗い難いことがあるので、飲んだ後の方が面倒です。ペーパードリップだと、粉を包んだまま捨てれますからね。

  2008/01/18

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  サイフォン式

  サイフォン式これは一番馴染みが深い抽出器具ではないでしょうか。一昔前なら、どこの喫茶店に行ってもカウンターに、大きなフラスコが置いてありましたよね。喫茶店のコーヒーと言えば、サイフォン式というぐらいに浸透していた器具です。サイフォン式は蒸気圧を利用して抽出しますが、フラスコとロート、アルコールランプを使うなど、まるで理科の実験のような器具ですね。メカニズムとしては、下のフラスコを熱すると中の水が沸騰して、その蒸気圧でコーヒーの粉が入れてある上のロート部分に上がっていきます。ロート内にある粉が蒸されて、成分が湯に浸透したところで下の火を外すと、圧力が低下してフラスコにコーヒー液が落ちて溜まる仕組みになっています。ドリップ式のように技が要求されないので、粉の分量や種類などを決めていれば、誰でも一定の味を出すことが出来るので、お店などで広く使われていたのかもしれません。それに、見た目もお洒落な感じがしますよね。部屋にサイフォンが置いてあったら、この人コーヒー通だなって思われそうです。ただ、ガラス製のたくさんの部品を使うサイフォン式は、手入れや取り扱いが難しいし、割れてしまうということもあるので、あまり家庭向きではないかもしれません。サイフォン式はドリップ式に比べると、やや平坦な味になってしまうことと、基本的に高温抽出なので、抽出オーバーし易く、苦味やアクが出過ぎることもあるみたいです

  2008/01/11

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  コーヒーメーカー

  コーヒーメーカーはペーパードリップ式の抽出方法です。ペーパーフィルターをセットし、粉と水を入れて、ボタンを押せばコーヒーが抽出されるので、とても簡単な器具だと言えます。最近では、蒸らしてから抽出するものや、水を沸騰させる際に濾過して綺麗な水にするもの、ミルが付いているものなど、様々な機能が付いているものがあります。値段も１５００円～１万円を超えるものなどとても幅が広いです。自分でドリップするから要らないという人であれば、特に要る器具ではありません。ただ、一度にたくさん淹れるのであれば、あると便利です。豆は、中細挽きです。ただ、器具によって違うこともあるので、自分の使う器具を確認してください。粉を入れたら、必ず表面が平らになるようにします。スイッチを入れたら、あとは待つだけです。僕は、まだコーヒーの事をあまり知らないときに買ったので、適当に選んでしまいましたが、もし検討をするなら、十分に器具の特性を考慮して買った方が良いと思います。エスプレッソも飲みたい！と言う人であれば、エスプレッソマシーンとコーヒーメーカーの両方が付いているものもあるので、そちらも検討した方がいいでしょう。

  2007/12/21

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• 抽出の種類

  コーヒーを淹れる事を「抽出」と言いますが、その「抽出」の仕方はたくさんあります。・ダッチコーヒー　　　　…　水出しのコーヒー・ペーパードリップ　　　…　紙のフィルターを使って抽出・ネルドリップ　　　　　…　布のフィルターを使って抽出・エスプレッソマシーン　…　機械を使って蒸気の圧力で抽出　（イタリア式）・マキネッタ　　　　　　…　直火式のエスプレッソメーカー・サイフォン　　　　　　…　蒸気圧を利用して抽出・パーコレーター　　　　…　蒸気圧循環式の抽出　（アメリカ式）・イブリック　　　　　　…　鍋で煮立てる（トルコ式）・コーヒーメーカー　　　…　自動抽出する電気器具・コーヒープレス　　　　…　紅茶のようにプレスして抽出　　　ｅｔｃ・・・簡単に書きましたが、ざっと出しただけでもこれだけあります。聞いたことのある物もあれば、全く知らなかった物もあるのではないでしょうか。これだけ、様々な抽出の仕方があるわけですから、同じ豆を使っても、味が違って抽出されます。どれが優れているかよりも、自分の好みで選ぶのが得策ではないでしょうか。とは言っても、特殊な器具もありますので、全部を試す機会はほとんどないでしょう。もちろん僕もありません。なので、次からは、僕が経験をしたことのある代表的な器具だけを紹介したいと思います。

  2007/11/30

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  利きコーヒー

  利きコーヒーです。８種類。なんか楽しいですよね、こういうの。苦味が、酸味が、コクが・・・。そんな難しい話でなくて、何人かで飲み比べて、こっちが好き、あっちが好き・・・。っていうのが、楽しいです。好みっていろいろですよね。

  2007/11/28

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  ナイスカットミル

  先々週、「カリタ　Ｃ－１２０」というミルのことを書きました。が、ブログに載せたのは先週ですが、記事を書いたのは数カ月前のことです。その間、順調に働いてくれた「Ｃ－１２０」ですが、何と８月の初めに壊れました。負荷が掛かり過ぎたのでしょうか、原因は分かりませんが、メーカーに問い合わせたところ、この機種にはたまに起こるそうです。まだ１年経っていないので、買ったお店に掛け合ったら、すぐに新品に交換してくれるということでした。良かった、良かった、・・・ではすみません。もうこの機種を使うのは嫌なので、新品を会社に持って行って、違う機種を購入しました。カリタ社製の「ナイスカットミル」シルバーです。２８３５０円と高いですが、ネットで探せば１９８００円くらいで買えます。ちなみに、ブラックとレッドは５０００円くらい安いです。このミルですが、かなりの高性能です。先週の臼刃式じゃないとダメというコメントを、わずか２週間で覆してしまいますが、これはカッテイング式です。ですが、カッター回転数が毎分４００回転と低く抑えられているので、不要な加熱が無く香りの劣化が起こりません。また、家庭用だけでなく、業務用としても使用されているので、耐久力と性能はピカイチだと言えます。でも、前回のこともあるので、１００％自信を持っているわけではありませんが、ここ数カ月使ってみて、挽き具合の均一性も、香りも満足がいく仕上がりになっているので、多分このまま使い続けていくと思います。これから、ミルを買うという方は、少々値段が張りますが、「Ｃ－１２０」より「ナイスカットミル」をオススメします。

  2007/11/23

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  ミル

  美味しい豆を手に入れたら、今度は豆を挽かなければ飲めません。その豆を挽く器具のことを、「ミル」と言います。「カリタ　Ｃ－１２０」と言うミルです。手回しのミルと、電動のミル。どちらが良いのかというのは難問です。均一に熱を加えずに豆を挽こうと思うと、やっぱり手回しの方が良いと言えますが、一度にたくさんの豆を挽いたりするのには電動が良いと思います。何故、僕が電動にしたのかと言うと、単純に手回しが面倒だと思ったからです。最近の電動ミルは優秀なものが多いので、熱を伝えない工夫や、微調整がキチンと出来る物が増えています。ただ、１点、僕がこだわったのは、電動ではあるけれど、臼歯の物を選びました。電動ミルには２種類あって、ミキサーの様なカッター式の物と、手回しミルの様な臼歯式の物があります。豆を均一に挽くには臼歯の物でないと出来ません。それにカッター式は熱が発生し易く、しかも細挽きしか出来ないのです。その点、臼歯式だと、均一に、そして、調整出来る物であれば、粗挽きから超細挽きまで自在に挽くことが出来ます。それは絶対条件でした。コーヒー淹れる方法に拠って、豆の挽き具合が当然違ってくるからです。コーヒープレスは粗挽きで淹れるし、ペーパードリッパーなら中挽きからやや細挽きと言った具合に、それぞれの器具に合わせて、豆の挽き方を変えなければいけません。そう考えると、やはり臼歯式の電動ミルが一番効率的だと言えるのではないでしょうか。手間を惜しまず、見た目重視ならば、手回しミルがお勧めですけどね。

  2007/11/09

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  我が家の豆は

  最近では町のコーヒーショップでも希少価値の高い豆が飲めるようになり、豆を自家焙煎して売っているお店も増えてきています。僕も、そういうお店で豆を買ったりしています。我が家では、大体常時９種類くらいの豆を置いています。自慢じゃないですが、ちょっとした喫茶店よりは上質な豆を置いてますよ。ちなみに、グアテマラ・ウィツマティグ（２００５　エクセプショナルカップオークション１位）グアテマラ・ラ・ボル　スペシャルロットグアテマラ・サンタウラリアグアテマラ・レタナグアテマラ・アンティグア　ラスヌーベル農園キリマンジャロ　キボー　スリンガエステートＡＡキリマンジャロ　スペシャルＡＡ　ＮＧＯＲＯＧＯＲＯ農園ケニア　ムスアニ農協ケニア　ティム農協タンザニア　ブラックバーン農園エチオピア　イルガチェフェ　ナチュラルエチオピア　イルガチェフェ　ウォッシュトコロンビア　ピエドラゴルダコスタリカ　サンタアニタ農園コスタリカ　エルサル　サルエロパプアニューギニア　エステートブラジル　マカウバデシーマ農園　ニュークロップマラウィスラウェシマンデリンなどなど、もう面倒臭くなったので書きませんが、これらの豆が置いてありました。随時変わっているので、リスト的にはドンドン増えていくんですが。お店で飲んだ豆も含めると、さらに４倍くらいに膨れていまうんではないでしょうか。結構なハマり具合でしょ。さらに、ちなみに、会社にも常時９種類位の豆が置いてありますが、僕が買っているのではないので、あんまりかぶらないで豆が置いてあります。こうなると、真剣にカフェでも開こうかと思います。

  2007/11/02

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• 僕の好きな豆屋さん

  先週まで、簡単に世界のコーヒーの特徴などについて書いてきました。世界では、実にたくさんのコーヒーが栽培されているのが分かります。近年は、スペシャリティー・コーヒーに対する認識が高くなり、より上質なコーヒーが栽培されるようになって、消費側としては実に嬉しい事となっています。また、ＩＣＯなどが認定する賞などで上位に入賞するような豆も手に入るようになり、ますます楽しみが増えています。僕が買いに行くコーヒー屋さんも、かなりこだわった豆を置いてあります。ちなみに、池下の「ＰＥＧＧＹ　珈琲店」（かなりレベルが高いです。）一社の「ｃｏｆｆｅｅ　Ｋａｊｉｔａ」中区松原の「加藤珈琲店」（楽天で常に１位の全国的にも有名な豆屋さんですが、何とお店は名古屋にあるんですね。）長久手の「松本珈琲」(絶品の煎り方）京都の「小川コーヒー」（京都のお店ですが、名古屋でもデパートとかアピタにお店があります。たまに珍しい豆が入っているときがあります。）豊田の「まめ屋さんネット」などで、よく豆を買います。どこも豆にこだわり、自家焙煎しているお店なので同じ豆でも炒り方が当然違うので、味も変わってきて、かなり勉強になります。いずれは、自分でも焙煎したいと思っています。それから、スターバックスでも高品質の豆を買うことが出来るし、味も悪くないので、最初は好んで買っていたのですが（ちなみにスタバは全種類飲んでいます。）、だんだんといろんなお店で豆を買うようになるうちに、スタバはほとんどの豆をフレンチからイタリアンローストにしているのが気に入らなくなって止めました。それと、工場で一括に焙煎しているので、袋の中の豆が割れていたり、欠けていたりするのもちょっと嫌です。美味しくない訳ではないんですけどね。

  2007/10/26

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• アジア地域

  アジア地域でも、中国・ベトナム・インドネシアなどでコーヒーが栽培されていますが、そのほとんどがロブスタ種となります。しかし、わずかながらですが、上質なアラビカ種の栽培もされています。インドネシアでは、世界一の品質を誇るロブスタ種が栽培されていますが、最近では上質なアラビカ種も栽培されています。いくつかの島から構成されているインドネシア、その中の一つスマトラ島で栽培されているのが、「マンデリン」です。独特の格調高い香りと強い苦み、ほのかな甘み、豊かなコクを持つマンデリンは、非常にインパクトが強いので、ストレートで楽しむ他にも、カフェ・オ・レやエスプレッソなどで楽しむことが出来ます。インドネシアの中で４番目に大きい島、スラウェシ。ここで栽培されているコーヒー「スラウェシ」は、インドネシアでも最高級とされています。徹底した管理態勢をとり、品質本位にこだわって生産量が少なく、幻のコーヒーと言われるほどで、気品のある香りと、苦味と甘味のバランスのとれたまろやかな味わいがします。

  2007/10/19

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• アフリカ・中東地域

  アフリカ大陸ではほとんどの国でコーヒーを栽培していますが、エチオピア・タンザニア・ケニア以外の国ではロブスタ種が中心となっています。エチオピアは、コーヒー発祥の地と言われており、栽培も盛んで、カーファ地方はコーヒーの名前の由来になったと言われています。独特の香りと、酸味が強いのが特徴。「エチオピア　イルガチェフェ」　「エチオピア　シダモ」　「モカ・ハラー」タンザニアは、アフリカを代表する銘柄、「キリマンジャロ」の生産地。強い香りと濃厚なコクを持つ「キリマンジャロ」は、ミルクや砂糖を入れても風味を損なわれないので、炒り方、淹れ方次第で幅広く楽しむことができます。「キリマンジャロ　スペシャル　ＡＡ」　「キリマンジャロ　キボー　スリンガエステート」ケニアは、赤道直下にある、１０００～２５００ｍの地帯。良質で独特の香りとコクがあると定評がある。「ケニア」イエメン共和国は、アラビア半島南西端の国。世界的に有名な「モカ」の産地としても知られています。独特な香りと、甘味を含むコクがモカファンを魅了しています。「モカ・マタリ」「モカ・ハラー」と「モカ・マタリ」二つの「モカ」が出てきましたが、先にも書いたとおり、「モカ・ハラー」がエチオピアで、「モカ・マタリ」がイエメン共和国で生産されています。これには訳があって、紅海を挟んで向かい合う両国で栽培されていたコーヒーを出荷する際に、イエメン共和国にある「モカ港」という港から出荷されていたために、この名前が付きました。エチオピアの豆もイエメン共和国のモカ港から出荷されていたんですね。厳密に言うと、エチオピア東部のハラー近郊で生産されたものを「モカ・ハラー」イエメン共和国のバニー・マタル地方で生産されたものを「モカ・マタリ」と言います。しかし、歴史上有名な「モカ」はエチオピア産のものを指します。

  2007/10/12

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• 中米・カリブ海地区

  中米・カリブ海地区では、メキシコが最大のコーヒー生産地となっていますが、たくさんの国で栽培されています。メキシコ・エルサルバトル・ニカラグア共和国・ジャマイカ・キューバ・コスタリカ・ホンジュラス・グアテマラ・ハワイ高級な豆を栽培している国が多いということもあって、実際に豆を買いに行くと、この辺りの豆を目にすることがよくあります。メキシコは、中米で最も生産量が多い国ではありますが、その地理的な条件からほとんどをアメリカに輸出しています。「メキシコ　アルトゥーラ」エルサルバトルは、中米で一番小さい国でありながら、生産量も多く、品質の良い豆を安定的に生産されています。味は柔らかく、深いコクがあるのが特徴です。「エルサルバトル」ニカラグアは、大部分がヨーロッパに輸出されているため、日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは高い評価を受けています。豊かな香りを持ち、苦味、酸味、コクのバランスが良いです。「マラゴギーペ」ジャマイカは、云わずと知れたコーヒーの王様「ブルーマウンテン」の産地。国土のほとんどが山地という、コーヒー生産に適した国。しかし、生産量が少なく、市場価値が高いため、ほとんどが日本への輸出になっている。「ブルーマウンテン」　「ブルーマウンテンNo.1」 「ハイマウンテン」キューバは、西インド諸島最大の島ですが、中部、西部には山脈があり、その山岳地帯で栽培されています。まろやかな香りと、やわらかな酸味、苦味を持ち、高級品とされています。「クリスタルマウンテン」　「キューバＡＬ」コスタリカは、カリブ海に面した小さな国。１５００ｍ前後の急斜面にある農園では、滑り落ちないように体にロープを巻きつける、モンキースタイルという方法で収穫されています。苦味が少なく、上品な酸味と熟成された甘味とコクを持つ。「コーラルマウンテン」　「コスタリカ　エルサル　サルセロ」ホンジュラスは、小規模農園が多く、生産量は少ないが、上質な豆が栽培されているため、近年人気になっています。くせのない味わいで豊かな香りと、優れた酸味を持つ。「ホンジュラス」グアテマラは、国土の７０％が高地で、火山性土壌と高地特有の気温差、豊富な雨量など、コーヒー栽培に適した国。スペシャルティーコーヒーへの取り組みが進んでいて、高品質な豆を生産している。独特な香り、苦味、強い酸味。「グアテマラ　アンティグア」　「ウィツマティグ」　「ラ・ボロ」　「レタナ」ハワイは、１９世紀の初頭からコーヒー生産が行われるようになり、高品質で生産量が少ないため、市場ではブルーマウンテンに並ぶほどの高値で取引がされています。芳醇な香りと、独特の甘みと酸味、しっかりしたコクが特徴。「ハワイ　コナ　エクストラファンシー」

  2007/10/05

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• 南米の豆

  南米では、ブラジルとコロンビアが主な生産地となっていて、他にはペルーやエクアドルなどでも生産されています。コーヒー＝南米って気がしないでもないですよね。ブラジルは世界のコーヒー生産量の約３０％を占めており、世界では第１位となっていますが、生産者も当然多く、品質にバラつきがあると言われていましたが、近年では品質の管理にも力を入れ、良質な豆を作る農場も増えていき、約４０の農場がスペシャリティー珈琲の認定を受けています。「ブラジル・サントス・No.2」・「ブラジル・モンテアズール・No.2」コロンビアは３０００ｍ～５０００ｍ級の山脈があり、ほぼ全域が山岳か高地と標高が高く、年間２０００ｍｍを超す降雨量など、コーヒー栽培には適した国で、甘い香りや上品な酸味があるなど、上質な豆が栽培されています。「コロンビア」・「コロンビア・スプレモ・ナリーニョ」・「エメラルドマウンテン」

  2007/09/28

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• 精製

  コーヒー豆は「コーヒーチェリー」というコーヒーの木の実です。豆と言いますが、豆ではなく、実なんですね。そのコーヒーチェリーを精製して、実の表面を覆っている果肉や内果皮（パーチメント）を取り除いたものが、コーヒー豆となるわけです。その精製の仕方で、大きく分けて二つのやり方があります。一つは「ナチュラル」摘んだチェリーを天日に干し、乾燥後に脱穀して、中の生豆を取り出すやり方。昔から行われている伝統的な方法。もう一つは「ウォッシュト」これはチェリーを乾燥させないで果肉を取り除き、水槽に入れてパーチメントのヌメリを水中で発酵させて取り除く方法。「ナチュラル」は手間と時間が掛かり、豆の中に含まれている水分を蒸発させてしまうので、現在では「ウォッシュト」で精製する国がほとんどを占めています。また、ウォッシュトだと異物の混入の少なく、豆のツヤ、張りが保たれるという利点もあります。

  2007/09/21

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  カップテスト

  鑑定士の格付けでは、欠点数やスクリーンナンバーの他にカップテストというものがあります。これは欠点数や大きさなどの、外見からの判断に対して、味覚による判断になります。円形のテーブルにテスト用のカップを並べ、サンプル１００ｇの豆を中煎り・中挽きにして１０gずつに分け、カップに入れ、１００ｃｃのお湯を注いで順番にテストをしていきます。これにより、香り・酸味・苦味・甘味・コク・異臭・異味を確認します。表面の泡をよけるようにスプーンでかき混ぜながら、口に空気と一緒に啜り込みます。ワインのテイスティングと同じ方法ですが、コーヒーではカッピングと呼ばれています。カップテストはコーヒー豆の欠点を指摘するためのテストなので、コーヒーが上手いか不味いかを判断するために行われているわけではありません。ですが、自分で豆を数種類買ってきて飲み比べるときに、このカッピングをしてみると、その豆の味のバランスが良く分かるようになります。フランチやイタリアンのレストランで、テイスティングするのは少し勇気がいりますが、お店でコーヒーを飲むときにカッピングをしていても、熱いコーヒーを啜っていると思われるので、勇気がいりません。僕はワインも好きでよく飲みますが、コーヒーの方がより味の違いがはっきりと分かるので楽しいですよ。

  2007/09/14

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  豆の名前の説明

  各国の豆の紹介の前に、コーヒー豆の名前について説明したいと思います。コーヒー豆を買いに行くと、「ブラジル・サントス・No.2・S18」とか、「エチオピア・イルガチェフェ・ナチュラル」などの名前を見ると思います。単に、ブラジルとかエチオピア、ケニアなどの国名だけで書かれているものもありますが、最近では、もっと詳細に書かれているものが多いと思います。しかし、このままでは何が書いてあるのかチンプンカンプンです。一体何が書かれているのでしょうか。まず、最初の「ブラジル」ですが、これは言うもでもなく国名です。その次の「サントス」は産地を表しています。ここまでは見ただけで理解できます。その後の「No.2」ですが、これは欠点数です。欠点数とは、地上に落下して黒変してしまった豆や、カビ豆、未熟豆、虫食い豆、砕けた豆、異物などをサンプル豆３００ｇの中から取り出し、どれくらい混入しているかを調べた結果に点数を付けていったものです。点数が少ないほど、欠点豆の数が少なかったという事になり、それだけ品質が良いということになります。No.2が４点、No.3が１２点～No,8は２８０～３６０点となり、No.2がいかに優秀かわかります。ちなみにNo.1というのが無いので、No.2が実質１番良いクラスだと言えます。次の「S18」ですが、これはスクリーンナンバーと呼ばれるもので、豆の粒の大きさを表しています。豆が大きいほど高級だとされています。スクリーンナンバーは１２から２０まで分けられています。１２が１番小さい豆、２０が１番大きい豆ですが、１９、２０くらいの特大の豆は希少でほとんど見られないため、１８番が事実上の最高級品と言えます。「エチオピア・イルガチェフェ・ナチュラル」の方ですが、エチオピアは国名。イルガチェフェは産地。ナチュラルは自然乾燥式という手法で精製されたものという意味になっています。精製の方法については、また別のところでお話します。ただ、これらの豆の格付けの方法ですが、国によって呼び方が違ったり、格付けの方法が違ったりするので、難しいところでもあります。メキシコやホンジュラス、グァテマラなどの中米の国では豆の収穫される標高で格付けをしていて、標高を１５０ｍ刻みで分け、標高が高いほどグレードが上になります。豆を買ったら、お店で詳しい説明を聞いてみるか、ネットで調べてみましょう。より、マニアックな気分になれます。

  2007/09/07

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  バリスタ

  スターバックスを含む、シアトル系カフェが日本に持ち込んだものは２つあります。１つは、エスプレッソ。そしてもう１つが、「バリスタ」という名称です。イタリアでは、バールで飲み物をサービスする人の事を「バリスタ」と言うそうです。イタリアには、バールやカフェがたくさんあり、そこではエスプレッソや、アルコールメニュー、軽食などがあって、そこでサービスをする人は両方とも「バリスタ」と呼ばれていますが、では、バールとカフェの違いはとなると、バールは立ち飲みで、カフェは座ってゆっくりとするところだとか。イタリアのビジネスマンは仕事の合間にバールに寄って、エスプレッソをサッと飲んで帰るのというスタイルだそうです。格好良いですね。その「バリスタ」ですが、最近では、「コーヒーを淹れる人」というニュアンスで広まっています。ですが、ただコーヒーを淹れているだけの人じゃありません。豆の生産地や焙煎、抽出に至るまでの深い知識と経験、そしてオリジナリティーが要求され、技術・技量で味に差が出る職業なのです。世界バリスタ選手権という大会も開かれているほどですからね。美味しい豆を買ってくれば、自宅で美味しいコーヒーを飲める環境は整っていますが、やはりトップバリスタの淹れるコーヒーにはまた別の美味しさがあると思います。「おうちカフェ」の楽しいけれど、たまにはバリスタの淹れるコーヒーを飲んで味の研究もした方がいいですね。

  2007/08/31

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  コーヒー豆の種類

  コーヒーを飲むときに一番重要なものがあります。それは「豆」。当たり前の話だけれども、一番重要であり、一番の肝でもあります。豆が適当では、そもそもコーヒーを美味しく飲もうという主旨に真っ向から対立してしまいますからね。では、豆について勉強していきたいと思います。コーヒー豆は大きく分けて、３種類に分類することができます。「アラビカ種」・「ロブスタ種」・「リベリカ種」アラビカ種は、香りが良く、高品質で、世界のコーヒー生産量の約７０％を占めており、普段飲まれているコーヒーのほとんどがこの品種です。ロブスタ種は、酸味が弱く、苦味が強いという特徴があり、全体量の３０％くらい生産されていますが、ストレートコーヒーには向いていないため、主にインスタントコーヒーや、缶コーヒーの原料として使われています。（※ストレートコーヒーとは、１種類の豆だけで飲むコーヒーです。それに対して、数種類混ざっているのがブレンドです。）リベリカ種は、現在ほとんど生産されていません。なので、３種類と書きましたが、上の２種類を覚えておけばいいでしょう。自分でコーヒー豆を買ってきて淹れる場合などは、まず間違いなくアラビカ種の豆と言えます。なので、知識として覚えておけば良いと思います。しかし、アラビカ種の中でも、ティピカ種・ブルボン種・カトウーラ種・ゲイシャ種など、細かく種分けがされています。

  2007/08/24

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• コーヒー事情

  コーヒーの歴史を辿ると、諸説ありますが、その起源は１０００年以上も前の話になってしまうので、ここではコーヒーの歴史ではなく、最近のコーヒー事情くらいの話にしたいと思います。コーヒーベルトの回で、日本には喫茶店という文化が古くから根付いているという話をしました。そして、コーヒーに対する考え方も変わってきたという話も。大きな波がやってきたのは、１９９７年の事です。駒沢に「パワリーキッチン」という店が出来て以来、日本のコーヒー文化が大きく変わっていきます。いわゆる、「カフェ」が出来たのです。ゆるめの内装に、ミッドセンチュリーの家具などを配した「カフェ」はお洒落な空間として、瞬く間に広がり始めました。センスの良い店がドンドン出来て、日本中でカフェブームが巻き起こります。コーヒーを飲むなら、渋い喫茶店より、お洒落なカフェという時代になっていったのです。ただ、このときは、美味しい１杯のコーヒーを飲むためのカフェというよりは、インテリアや雑貨と言った見た目重視のお洒落カフェのイメージが先行していました。しかし、この辺りで、巨大な黒船が日本を襲います。そうです、あの「スターバックス」が日本に上陸するのです。「エスプレッソ」と「ラテ」という強大な武器を持って。日本のコーヒー界に衝撃が走ります。ファーストフードの様相を呈しているのに、上質で高品質なコーヒーを提供するお店がやってきて、しかも、今まで日本人が知っていた、ブラックコーヒーにミルクや砂糖を適量入れて飲むといったスタイルとは全く違う、エスプレッソにたっぷりとミルクとクリームを入れたラテというスタイル、しかも美味い。お洒落と味が一致したポイントがココにあるわけです。そして、全米・全欧でスペシャリティーコーヒー協会が設立され、消費国では、豆の生産される国だけではなく、産地や農園、栽培方法など、より細かく認知され、品評会なども数多く行われ、本当の意味で飲み比べが出来る環境が整ったのです。これはコーヒーの世界を大きく変える波でした。本当に美味しいコーヒーが、まるでワインの飲み比べのように出来るようになったのです。そして、そこに豆だけではない、別の要素が入り込みます。それが、バリスタです。

  2007/08/17

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• ＩＣＯ

  １５世紀に入ると大航海時代がやってきて、ヨーロッパなどの先進国が領土を広げるために植民地をたくさん作り始めます。ヨーロッパにはない植物や香辛料と共に、コーヒーも盛んに取引されるようになっていきました。植民地時代が終わりを告げ、現代に入り、さらに様々な国にコーヒーが輸出されるようになりました。輸出品としてお金を得る事の出来る生産国は、ドンドン栽培を広げていきますが、そのため、価格の暴落が起きることになります。そこで、世界のコーヒーの需給のバランス、価格の安定、コーヒー消費の健全な振興のために、１９６２年、国連において協定が取り交わされることになりました。その機関として設立されたのが「ＩＣＯ」（コーヒー国際機構）です。この時期には、国際的なコーヒーの取引についての協定が成されただけだったのですが、１９９７年なると、高品質なコーヒーが生産されるための、国際プロジェクトが発足されることになったのです。ここから、大きくコーヒーの歴史が動くことになります。コーヒーを生産するだけではなく、その土地にあった豆の栽培、生産方法の開発が行われるようになり、また輸出される前に、生産国に拠るコーヒーの品質を守るためにコーヒー鑑定士が選別等を行うなど、品質にこだわりを持ち始めました。その中でも、豆の品種、農園もしくは栽培地区が特定でき、栽培、精製に手抜きがなく、産地特有の個性を感じさせるなどの、条件を満たしたコーヒー豆の事を「スペシャルティー・コーヒー」と呼び、さらに高品質な豆が取引されるようになったのです。そういった一連の動きが、より美味しいコーヒーを飲みたいという消費側にも影響を与えていくことになるのです。

  2007/08/10

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  コーヒーベルト

  「コーヒーベルト」と言われるものがあります。これは、赤道を中心に北回帰線と南回帰線に挟まれた地域。コーヒーはこの「コーヒーベルト」で栽培されています。コーヒーを栽培するのに最も適した地域です。つまり、日本を含む、アメリカやヨーロッパなどのコーヒー消費大国では、作られていないのです。コーヒー豆は、それぞれ収穫された産地の名前が付けられています。ブラジル・グアテマラ・コロンビア・ルアンダ・・・かなりの数がありますが、この産地プラス、収穫された地方や、農園の名前が続く物もあり、名前の細分化はより複雑になってきています。ところが、実はこういう動きはつい最近の事なんです。日本でも、戦後かなり古くからコーヒー文化は根付いています。（コーヒー自体は明治頃からあったそうですが。）「純喫茶」なんて言葉もありますが、喫茶店なるものはずっと前からありますよね。口髭の渋いマスターの信念やこだわりで、美味しいコーヒーが飲める喫茶店もたくさんあったに違いありません。全然コーヒー通じゃない僕も、キリマンジャロとかモカとかブルーマウンテンなんて言葉を知っていましたもんね。美味しいコーヒー豆の代表みたい気がしていました。ただ、実は、以前はコーヒーの産地の表記はあっても、地方や農園までの表記はありませんでした。それは、大きい農園も小さい農園も、品質も何もかも一緒くたに豆を回収して、ごちゃ混ぜにして袋に詰めて消費国に送っていたためです。これでは、同じ種類の豆であっても、安定した品質の豆を仕入れることは出来ないですよね。だけど、誰もそのことに触れず、ずっとコーヒーを飲んでいたんです。不思議な話ですよね。生産国と消費国が全然違う国だと、こんなことが起こるのかも知れません。消費する側の人間が生産する国での豆の品質を管理しきれなかったからでしょう。ところが、２０００年頃からコーヒーに対しての意識が世界レベルで変わってくるのです。

  2007/08/03

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• コーニーブログ　予告

  毎週金曜日に書き込んできた、コーヒークロニクルですが、ようやく先週で終わりを迎えました。なんと７週に渡って長々と、僕がどういう経緯でコーヒーに目覚めたかという、本当にどうでも良い話が続きました。が、それも含めてコーヒーブログになっていますので、ご了承ください。ま、終わったからもういいか。さて、コーヒー道へと旅立って行った僕ですが、来週からは本格的にコーヒーについて書いていこうと思います。結構、こだわってますよ。と言っても、まだまだ素人に毛が生えた程度ですから、こだわり抜いたコーヒー店の人が僕のブログを見たら鼻で笑うかもしれませんが。何にしても、コーヒーに目覚めた僕が、一から勉強して、体験して、覚えた事ですので、初心者が勉強のためにブログを書いていると思ってください。これからコーヒー道に入っていこうと思う人は、一緒に勉強していきましょう。それでは、来週からのコーヒーブログに期待してください。

  2007/07/27

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• コーヒークロニクル～７～

  会社でのコーヒーミル導入をきっかけに、豆自体に興味が湧いてきた僕は、お店に行って豆を買うところから始める。僕も買うし、コーヒー好きのKさんも買って来る。二人で、いろいろ飲んでは、あ～でもない、こ～でもないと味について議論する。「これはちょっとすっぱい気がしますね。」「こいつは苦味が強いけど、なんかコクがある。」ほとんどカンで喋っているので、真偽の程は確かではないのですが、だんだんと豆による味の違いが分かるような気がする段階までは来ました。なるほど、コーヒーの味の要素としては、酸味、苦味、そしてコクと大雑把に分けると３つあるわけだ。そしてそれぞれのバランスでその豆の味が決まるということまでは分かってきた。しかし、たまたま違うお店で買ってきた、同じ名前の豆が、違う味がするのは何故だろう？そもそもコーヒー豆の名前って、コロンビアだとかグアテマラだとかブラジルだとか地名が付いているけど、なんでだろう。そこはコーヒー道の入り口。コーヒー色をした大きな扉が聳え立っている。僕が歩いていたのは、コーヒー道ではなく、コーヒー道の入り口に着くまでの、コーヒー小径だったのだ。扉が僅かに開いて、僕を待っている。イコカモドロカ。扉の前でウロウロしている人がたくさんいる。しかし、キッとした決意の表情を浮かべて真っ直ぐに扉の向こうへと向かう人もたくさんいる。僕はどっちだ。ここまで来て後に引き返すわけにはいかない。開かれた扉を前に立ちすくむなんて、出来るはずもない。僕は扉の隙間から差し込むコーヒーの光に照らされながら、凛として歩き始めた。コーヒー道の扉の向こう側へ。

  2007/07/20

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• コーヒークロニクル～６～

  「コーヒー検定」っていうのがあるのを知っていますか？もちろんコーヒーの深い知識を検定するものです。最近ネットとか見ていても、バナーで「コーヒー検定」というのを目にすることもあると思います。「コーヒー検定」って素敵な響きだと思いませんか。自分のコーヒーの知識を全国の人間と競い合うことが出来るんですからね。もちろん僕が「コーヒー検定」を受けられるレベルにいるわけではないので、近々受けるんですよ、と言う事はないんですが、コーヒー道にいよいよ片足を突っ込んだ僕には、この道をどっぷりと進んで行く為の合言葉みたいなものになってるんですよ。つまりそれに合格するくらいの知識を持ってみたいと。幼少の頃から知識欲は人一倍持っていて、何でもかんでもくだらないことでも役に立たないことでも、知りたい、覚えたいという欲求が凄かったんです。（その情熱を勉強に費やしたら、違った人生を歩んでいたに違いない）そんな役にも立たない知識を唯一発揮できる場面といえば、テレビのクイズ番組でした。ブラウン管の中の解答者との孤独な戦いを続けていました。高校生の２年と３年の時には「高校生クイズ」に出場したりもしたんですよ。地方予選敗退でしたけどね。とにかく、「コーヒーの知識を得る」という目標が出来た途端に、ロー発進だった僕のギアは一気にトップギアまで上がって加速していくことになるのです。コーヒー豆って何？

  2007/07/13

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• コーヒクロニクル～５～

  会社でのコーヒー生活に変化が訪れました。そろそろ買ったコーヒーが無くなり始めていたので、次は何を買うかネットで見ていたときのことでした。僕は楽天市場をよく利用するので、楽天でコーヒーがいくら位するのか、どんなコーヒーがあるのかを見ていました。すると、「今なら、電動コーヒーミルと厳選コーヒー豆がセットで２，９９９円！」というのがやたらとあることに気付く。そうか、自分で豆を買って、自分で挽くという選択もあるわけだ。当然と言えば、当然で、美味しいコーヒーを飲みたいと思った段階でそのことに気付くべきだったのですが、遅い。普段の僕なら、何かを欲しいと思ったり、何かを始めたいと思ったときには、必ず情報から入る。書籍だったり、ネットだったりと方法はいろいろだけれど、まず全体像を掴んでから、細部を調べて行動に入るというのが、僕の常套手段のはずだったんです。職場でのコーヒー環境が良くなればいいと思っていたのが始まりだったので、そこまで深く考えていなかったのかもしれないけれど、僕にしてみれば明らかな凡ミスでした。そこで、元よりコーヒー好きだった次期社長（以下、Kさん）と相談の上、会社に電動コーヒーミルと豆を導入することが決定しました。そこからの展開はかなり速い。コーヒーミルで豆を挽き、コーヒーメーカーで淹れるコーヒーは、格段にその香りや味に違いが出てくることに驚きを隠せませんでした。そしてそれからは、いろんな豆を買ってきて、自分で挽いて、淹れるという事に魅了されていったのです。そうなると、こだわりの先にあるのはやっぱり豆と言うことになります。

  2007/07/06

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• コーヒークロニクル～４～

  とりあえず自分の家でも美味しいコーヒーを飲める環境を整えようと、コーヒーメーカーを買ってみました。（もう一度言うが、この時点ではコーヒーメーカーは美味しいコーヒーを淹れる為の器具だと思い込んでいた。）某ヤマダで貯まっていたポイントを使い、５千円くらいのを買うことにしました。どれが良いコーヒーメーカーかなんて分からないので、高くもなく安くも無いものを選んだのだけれど、一応掃除がしやすそうな物を選びました。今なら、道具一つにしても、いろいろと調べて吟味した上で買っているのに、そのときは、ここまで、コーヒーに対して真剣に向き合うことになるとは思わずにいたので、とりあえずインスタントより美味しいコーヒーが飲めればいいやぐらいに考えていたんです。朝は家で食事を取らないので、休日の朝食に、お店で挽いてもらった豆をコーヒーメーカーで淹れたのを、「あ～何か美味しいな～」と飲むだけでした。会社でもそういうコーヒーの飲み方を続けていたのだけれど、コーヒーにこだわる生活ってやっぱり良いよな～としみじみと思うだけで、そこから本当のコーヒー道に入っていくという気持ちはありませんでした。お店で挽いてもらった豆に、コーヒーメーカーを使って淹れたコーヒー。何の問題も無い様に思えたコーヒー生活に、しだいに忍び寄る大きな影・・・。今考えれば、気付くのが遅すぎたと言えるのだろうけれど。それは当たり前のように、パソコンの画面から僕の前に現れた。そして、僕の熱しやすい性格がそれに拍車を掛ける結果になる。

  2007/06/29

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• コーヒークロニクル～３～

  僕が会社に入って、まず大きく変わったことがあります。会社は住居の１階に事務所を構えていたんですが、僕が入ったことによって、２階にも事務所を作って、上と下で分けようということになったんです。そして、社長が今まで通り１階の事務所を使い、僕と次期社長である人（社員はその３人しかいないんですけどね。）とが２階の事務所を使って仕事をすることになりました。デスクワークをする上で、お茶とかコーヒーを飲みながらの作業ってありますよね。それで、コーヒーをよく飲んでいました。１個ずつ包装されていて、カップの上にセットしてお湯を注いでドリップをするタイプのコーヒーです。結構美味しいんですよね。いろいろな種類のコーヒーがあって、今日はどれにする？みたいな感じでコーヒーを楽しんでいました。ところがある日、事務所の備品などを買い物に行ったときに、毎日、何杯か飲むんなら、コストの面で考えても、コーヒーメーカーで淹れようという話が出ました。そこから流れが変わり始めます。まず買ったのが、コーヒーメーカーとドリップフィルターです。（この時点では、コーヒーの知識はゼロで、コーヒーメーカーがあれば美味しいコーヒーが飲めると思ってました。）コーヒー自体も、何を買ったら良いのか分からなかったので、とりあえずお店で豆を挽いてもらったのを、２種類くらい買って飲んでみました。確かに、美味しいです。やっぱり違いますね。そこで思いました。もっと美味しいコーヒーが飲みたい。そして、コーヒーに詳しくなりたいと。

  2007/06/22

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• コーヒークロニクル～２～

  普段から甘いコーヒーばかり飲んでいた訳ですが、去年の秋にブラックの缶コーヒーを飲んだんです。アロマとか香っちゃう、ちょっと高い缶コーヒーです。今までにもブラックの缶コーヒーを飲んだことはありますが、一度も美味しいなんて思ったことは無いのに、ちょっと高価な缶コーヒーは美味いのではないだろうかと、ふと思ったのがきっかけです。何となく悪くなかったんですよね。少なくともまずくはない。だったら、あまあまの殺人的な量の砂糖が入っている缶コーヒーより、ブラックの方が体にはいいじゃないだろうかと思い始めたのです。何せ、メタボッてますからね。で、缶コーヒーのブラックを飲むようになりました。僕のコーヒー歴の中で、ちょっとした変化が生まれた瞬間でした。そして、今の仕事と出会うことになります。そこで、僕のコーヒー人生に大きな変革が起こることになるのです。

  2007/06/15

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  カスタマイズ

  スタバのタンブラーの事を書いたときにも触れましたが、スターバックスというお店はかなりお客のリクエストに答えてくれます。「本日のコーヒー」ではない豆でも、言えばその場で挽いて淹れてくれます。それはコーヒーは奥が深く、万人が同じ味を好んでいるわけではないことを、深く理解しているからだと思います。そんなスタバには「カスタマイズ」というものが存在します。「コンディメントバー」というものがあって、そこではミルク、シロップ、パウダーなのが置いてあり、自分で好きなように味を変えて楽しむことが出来ます。その辺は誰でも知っていますよね。それも楽しいんですが、バリスタに自分の好みの注文をすることも出来るんです。例えば、ミルクでも牛乳、低脂肪乳、無脂肪乳、豆乳が指定できたり、ソースやホイップクリームの追加、ディカフェにする事だって出来ます。右側のカップには何も書いてありませんが、左側のカップにはアルファベットがいろいろ書いてありますよね。カウンターで注文するときに、「カフェミスト・トール・ディカフェ・ブラベ・エクストラホット」と言うと、これが出てきます。カップに書かれているのは、「ドリンクID」と、言ってこのカスタマイズの内容がアルファベットや記号で記されているんですよね。カフェミストは商品名です。トールはサイズ。ディカフェはノンカフェインの意味で、ブラベとは牛乳とコーヒー用クリームを半々にしてスチームすること、エクストラホットは熱々でと言う事になります。スタバのカスタマイズはあり過ぎて書ききれないくらいたくさんあるので、組み合わせで言うとそれこそ無限にあるかもしれません。自分なりのカスタマイズを模索して、自分好みの美味しいコーヒーを発見するのもスタバの楽しみ方です。僕の場合、マニアックなのが好きなので、ただ単純にマニアックな注文しているオレってすごい通じゃないって勝手に思ってるだけの小さい人間なんですがね。でも、楽しいですよ。是非チャレンジしてみてください。初めて、注文するときはドキドキしますけどね。

  2007/06/14

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  タンブラー

  今の現場に行くのに、朝は７時頃に家を出ます。そして、朝一番にスターバックスに寄ります。７時オープンなので、大体いつも僕が一番のお客ということになります。スタバのタンブラーを買ったので、毎朝、出来立てのコーヒーを入れてもらいます。タンブラーを持参していくと、２０円引きになるって知ってました？カップを使わないで、マイタンブラーを持参するのも、エコライフの一つです。大体毎日、「本日のコーヒー」のベンティを頼むんですが、同じ豆が続いたりしたときは、豆を指定して、その場で挽いてもらって淹れてもらいます。ドトールとかシアトルとか他のコーヒーチェーンを知りませんが、スタバはかなりの融通が利くお店なので良いですね。でも、僕がスタバと真剣に向き合うようになったのは、ここ最近です。もちろん何回か利用したことはありますが、スタバの豆はかなりのこだわりがあるって言うのを知ったのは最近です。それまでは、チェーン店というだけで、どこか馬鹿にしていた向きがあります。普通のレベルの味をを維持していれば、ネームバリューでお客は来るわけだから、大して力を入れていないんではないかと思ってました、何の根拠もなく。ここ最近の僕がどっぷりコーヒーに浸かっているというのは、追々このブログでも書いていきますが、浸かり始めた時点でもスタバに対しての勝手な偏見はありました。でも、今は違いますね。スタバは立派です。まぁ、一番美味いコーヒーを出すお店とは決して思いませんがね。それでも、かなり高い水準にいることは間違いないです。最近は自分でコーヒーを淹れて、タンブラーに入れて持ち歩いています。

  2007/06/12

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• コーヒークロニクル～１～

  今年に入ってから、コーヒーにハマっています。コーヒー歴は結構長くて、子供の頃から休みの日には喫茶店でモーニングという、両親とも名古屋の人間では無いにも関わらず、実に名古屋人らしいライフスタイルを送っていたので、コーヒー自体は小さい頃から飲んでいました。そして、それが原因かどうかは分かりませんが、ずっとコーヒーを飲む生活を続けていました。十代の終わりから職人をやっていた事も、それに拍車を掛けたかもしれません。何せ、朝・１０時・３時・帰りと必ずコーヒーを飲んでいたからです。ただ、帰りは専らビールの事の方が多かったけれど。とにかくコーヒーを飲む事は、日常に溶け込んだ習慣であった事に間違いはない。でも、「ただし」、がある。習慣ではあったけれど、特別にこだわりがあった訳ではない。家ではインスタントだし、外では缶コーヒーで、唯一レギュラーコーヒーを飲む機会といえば、たまに行く喫茶店くらいのものだ。しかもミルクと砂糖は山ほど入れる。とにかく甘いコーヒーが好きでした。コンビニでもジュースよりコーヒーを買っていました。カフェ・オレとか、カフェ･ラテの牛乳たっぷりで、甘いやつを。ブラックコーヒーなんてとんでもなくて、女の子とおしゃれなお店に入ったりしたときに、オレはブラックなんだよね～、と格好付けていただけでした。大体、カフェ･オレとカフェ・ラテの違いだって分かってなかったんですから。それが、去年の秋頃から一変することになるのです

  2007/06/08

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• コーヒーブログ　～予告～

  今年に入ってから、ずっとコーヒーにハマっています。しかも、かなり真剣に。まったく、奥が深い世界です。まだまだ勉強中ですが、自分なりに覚えた事などを、ブログにアップしたいと思っています。美味しいコーヒーが飲みたいと思っている人は多いのではないでしょうか。今まではなかなか手に入らなかった美味しいコーヒー豆が、手軽に買えるようになりました。そうなると、自分で美味しいコーヒーを淹れたいと思うのも必然でしょう。来週からは、週１でコーヒーの記事を書き込みます。コーヒーに全く興味が無い人に、興味を持ってもらったり、また興味のある人が、もっともっとハマって行くような記事にしたいと思います。さぁ、一緒にコーヒー道への旅に出ましょう。

  2007/06/01

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• コーヒー

  最近、コーヒーに凝っています。きっかけは会社。以前からコーヒーは好きで、１日４本位は缶コーヒーを飲んでいました。でも、カフェオレとか甘いやつ。で、だんだん微糖派になっていってたんですけど、とうとうと言うか、何と言うか、最近になってブラック派に変わっていってたんです。そこで、今の仕事を始める訳なんですが、事務所で缶コーヒーではないコーヒーをよく飲む様になりました。最初は１個包装された、某ブリックのドリップ式コーヒー。これでも、インスタントに比べてかなり美味しいんですよね。で、買い置きしてあった某ブリックのコーヒーがそろそろ無くなって来ている頃に、コーヒーメーカーを買おう！って事になりました。コーヒーメーカー買ったら、当然豆を買わなければならない訳ですよ。ま、初心者なんで某スタバへ行ってみたら、いろいろ説明もしてくれましたし、試飲とかもさせてくれました。そこで、２種類のコーヒーを買って飲んだんですが、やっぱり美味い。他の店にも行って違う豆を何種類か買ってみました。全部が全部美味いってことはないんですね。味が全く違ったりして、奥が深い。やはり好みが出てくる。ってやっているうちに、自分の家でも美味しいコーヒーが飲みたいと言うことで、コーヒーメーカー買いました。インスタントコーヒーからは卒業です。ダバダ～バ～ダバダ～ダバダ～ダバダ～ダバダ～ダバダ～違いの分かる男になりたいです。

  2007/02/09

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