カテゴリ:旅
土日を利用して阿波踊りを見に行った。 折しも、お盆休みの帰省ラッシュで新幹線でさえ数分遅れ、新神戸からの徳島行きバスは1時間20分遅れで駅に到着した。 息子とはそこで合流。 阿波踊り前夜祭の選抜踊りを観に行った。 会場はほぼ埋まっており、熱気が充満する中、有名連の合同踊りが始まった。 初めて見る阿波踊りに二人とも大興奮。 華麗な女踊りと、胸が沸き立つような男踊りが、交互に入れ替わり、見ているものを片時も飽きさせない。 彼らの熱量が伝わってきて自然とこちらも身体のリズムを刻みだす。 本当にこんな感動を想像していなかった。 早くも遠路はるばるやってきた甲斐があったというもの。 興奮冷めやらぬまま、徳島市街を見渡せる眉山ロープウェイへ。 夕暮れから夜景に変わる街と海を堪能した。 夕食は老舗洋食レストランへ。 息子は肉料理で自分は魚料理をチョイス。ビールで乾杯した。 彼と酒を飲むのはこれが初めてだった。 将来どんな仕事に就いたらいいのかわからないという。 大学で研究をしているが、心底それを活かした方面に進みたいというそこまでの気持ちがないと息子は正直に吐露した。 20代の若者はそんなものだろうと思った。 なんだっていい、自分がプロになれると思えそうな仕事を探すようにアドバイスした。 翌日は、興源寺の蜂須賀家墓所で行われる奉納踊りでスタート。 猛暑が続いていたが、素晴らしい踊りを見せてもらった。 午後からは徳島そごうの特設会場で有名連の踊りを楽しみ、夕方からはいよいよ本踊りだった。 帰りのバスが午後7時発なので、駅に近い元町演舞場に陣取った。 ほんの40分ほどしか見られなかったが、気合の入った阿波踊りにずっと興奮しっぱなしだった。 「一かけ~二かけ、三かけて、しかけた踊りはやめられぬ♪ 五~かけ、六かけ、七かけて、やっぱり踊りはやめられない♪」 「ハァー、ヤットサー、ヤットサー♪」 帰りのバスの中、ずっと鳴り物のリズムが頭の中で響いていた。 息子との旅は、高知、松山に続いて三回目だったが、本当に楽しく充実した時間だった。 親子の時間っていいな、と実感した二日間だった。
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