『パッチ・アダムス ケアすること 愛すること』
パッチ・アダムスは、映画『パッチ・アダムス』の実在のモデルです。パッチ・アダムス本人のテーマは「愛」。「健康であるかどうかは、幸せであるかどうかで決まる」と語る彼は、「愛」に満ちた健全な社会が健康のベースとして不可欠であると考え、医療共同体ゲズントハイト・インスティテュートの建設を目指しています。経済効率や優位性を競ってエゴや欲望を追い求める価値観から、愛や歓びを中心とした価値観に変えていくことにより、健康で平和な社会が実現すると考えているのです。パッチ・アダムスが40年前から実現しようとしていることは、まさにこの地球と人間に優しい環境の中で安心して医療を受けられる仕組みなのです。『パッチ・アダムス ケアすること 愛すること』裏表紙より私は【パッチ・アダムス講演会2008「ひとがひとをケアする喜び」】の会場で購入しました。今回の講演のテーマだった 『どうすればバーンアウト(燃え尽き症候群)しなくてすむのか』 にも触れられています。私の昨日の日記に対して、大きくうなずいて頂けた方はもちろん、違和感を覚えた方にも、ぜひ読んで頂きたい本です。本書は『講演の記録』ですから、パッチ・アダムスさんの「考え・想い」がダイレクトに伝わってきます。オススメです。