～あるがままの愛しさ～　しぃ・こーちんぐ

そんな中、MDGグループとSPグループをつないでくれたのは、
タイグループとメーチーだった。

「あなたにとってスピリチュアリティを感じるときは
いつですか？何かそれにフォーカスするツールを持っ
ている人は、是非みんなにシェアしてください。」


メーチーがそうみんなに呼びかけた。


始めにSPグループの人たちが答えて、呼吸法や体操、
簡単な瞑想を提供し、みんなで実践してみた。
タイの子達はこう答えた。

「海をぼーっと眺めているとき」
「歌を歌っているとき」
「空を見上げて、にこってしたとき」
「祈っているとき」

そんな時に、頭の中がからっぽになり、自分の内なる声と
感覚にフォーカスする。そうして、もっともっと深い自分と、
宇宙とひとつになる感覚。愛があふれ出す。


そうなんだ。そんなことなんだ。
スピリチュアリティって、なんだかもっと特別で、
難しいことのような気がしていた。
実際の生活とは別個にやっていくものだと思っていた。

床に座って目を閉じて瞑想する。
欲望とはなれた生活をする。
いっそ出家する？

それもいいけどさ。
少なくとも人間である限り、誰の中にもスピリチュアリティがある。
それを感じる方法は、100人いれば100通りある。
それでいいじゃないか。

深い自分を感じながら行動すれば、それでいい。
瞑想や説法がなきゃいけないわけではない。
深い自分を原点に、深い自分になるために、
それならMDGについて話そうが、歌おうが、寝ようが、
全部全部「私にとってのスピリチュアリティ」でいいじゃないか。

ただ「自分自身に気づけばいい」だけなんだ。




Spirituality is Simple.