🌸Martin HD28V ピックアップ交換
◆Martin HD28V ピックアップ交換&セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、Johnny,K様です 以前セッティングさせて頂いた、Gibson Southern Jumboからの移設になります◆画像から確認して行きます●理想的なトップ材で音質も良いマーチンを探しましょう!の代表です ゲストの皆様もこの様なMartinを足で探しましょう…探せば見つかる可能性が高くなると思います●アコギフリークの憧れで有る事は、時代が変わっても不動と思います●HD28V ビンテージの内部構造ギターと承知してます●弾き込んで来るとネック裏がべた付いて来るのは、ラッカー仕上の宿命です クリアがボロボロに剥がれて来るようでしたら、オーバーラッカーリフィニッシュの 選択肢も有りますが、この程度でしたら弾く前にワックスを時々塗って、タオルで拭けば 大丈夫なレベルです ●バックの材も見事です◆LRバックスから乗せ換えるT-903です●Gibson Southern Jumbo からの移設です◆リペアを開始して行きます●ピックアップを先にセットしますと、何も出来なくなりますので先にセッティングします●6E/12Fが、3.25mmも有ります●1E/12Fも、3.0mmも有ります Johnny,K様とリペアの内合わせでお話しした通り、弾き終わったら必ず弦をダラダラに 緩めていない弊害が弦高アップに出ています。この程度でしたら現状では問題有りませんが この先も弦を緩め無いと、面倒な事に成る事は確実ですから、必ず弦を緩めて保管して下さい 実は弦を緩めない事が、最もギターを乱暴極まりない扱いをしている事と思います●1~5のローポジのフレットクラウンに窪みが出来ていますが、 この程度でしたら、フレットクラウンの修正でOKです◆LRバックスを外します●ジャックに頼りないシールドをセットします●LRBの両面テープは強烈なので注意して剥がします 最初から無かった様に綺麗に剥がれました ●パッシィブのボディ振動を拾うタイプは、プリアンプを使わないとライブでは厳しいと思います◆ロッドを微調整した状態で2時間放置してから、弦高を確認してサドルを調整します●弦が減り込んでますので一石二鳥です●サドルのRが微妙に違ってますが不問にします 350Rで1E~6Eを基準に調整します●1F~5Fのフレットクラウンを修復して行きます●打ち替えた訳では有りません●残りのフレットを磨いて、フレットボードにオイルを補給して完了です●仕上がったサドルをセットします◆弦を張る時にこうすれば、残す長さを考える必要が無く簡単です●6E~4Dまでは、隣のペグポストまでの長さがピッタリです【一部ポストの出が極端に短いペグは除く】●6Eを張る時は、5Aの位置で直角に曲げてから6Eに巻きます 5A、4Dも同じです●1E&2Bの場合は、1Eなら3Gのポストの長さで直角に曲げて1Eに巻き始めればOKです 3Gは巻弦でも細いので隣のポストに気持ち長めに撮ればOKです●上記の基準で巻くとこの仕上がりになります 1Fも予定通りです●調整したロッドで調整したサドルで6E/12Fは、2.25mmです●1E/12Fは、1.75mmです●T-903は更に数日インターバルを取ってからセットします●4日間のインターバルを取ってセッティングに変化が無いか確認して行きます 1フレットOKです●6E/12F、2.25mmOKです●1E/12F、1.75mmOKです●T-903を取り付けます●電池ボックスは強力両面テープを使いますが、電池交換の時に袋ごと電池を取り出しますと ベースもろとも取れますので、フタを開けて電池だけ取り出す様にして下さい●マーチンの場合はこの位置に電池ボックスを貼り付けます●T-903の取付が完了しました◆音出しテストをしましたら、低音側弦のボリュームが不足してますので、音量バランスを 調整して行きます●原因はピクアップと弦が離れすぎている様ですから、スペーサーで調整します●100%天然素材のコルクを使えばラッカー塗装にも安心です●仮セッテイングでバランスが取れましたので、両面テープで貼り付けます●僅かですがこれだけの違しか無かった訳です●フレットクラウンの修復もこの通りです●リペアの完了です◆試奏タイムです 生鳴りは申し分ない事が判ってますので、アンプからの出音バランスに重点を置いて確認 しましたが、6E~1Eまでバランス良く鳴ってますのでOKです🌸たいへよくできました🌸