我が家の家族、まだまだ紹介していない子達も沢山います。時々、こちらでも取り上げて行きたいと思います。ワンコ&ニャンコ、猛禽、これまで掲載してきましたが私は実に多くの生き物と暮らしています。動物についてはオールマイティー、きっと嫌いな生物はないでしょう。彼らの飼育はマニュアル通りに行かないもの、概念を捨てて感覚で飼育しています。暮らす環境やその個体のキャラクターもそれぞれで全て一辺倒では上手く行く筈はなく、やはり日々の観察の中から彼らの望む事、訴え掛けている事を知り、より良い環境を提供してあげて行くことは飼い主の務めだと思います。幼い頃、病気がちで入退院を繰り返す母親、そして看病に明け暮れる父、そんな家庭の事情から田舎町の祖父母に預けられ育った私は山や川に暮らす生き物たちが友達でした。一人っ子だった事もあり学校から帰っても遊ぶ兄弟は無く今の子達の様にゲームで遊ぶ訳でも無く、山や川の小さな命を見つめながら育った子供時代、昆虫や魚を捕っては小さなケースで育てたり・・祖父母からは「また、そんなもん、捕ってきて・・どうするん」とよく言われたものです。子供ゆえに育て方がめちゃくちゃでその殆どを死なせてしまい、今思えば可哀想な事をしたと思います。山や川が私のフィールドだった幼少期、そこに今の自分の原点がある様に思います。
宮古島と言えば亜熱帯、世界的に見れば同じ気候に暮らす生き物であれば環境的にも問題無く限りなく理想に近い暮らしを提供できるかもしれない、アフリカ東部に浮かぶ世界で4番目に大きな島、マダガスカル島。この島と宮古島は赤道を挟んでほぼ同じ距離に位置し宮古島が北緯24度、マダガスカル島は南緯~24度、北半球南半球と言うことで季節は逆になりますが緯度が変わらないと言う事は気候は似通っています。そこに暮らす生き物とは非常に興味深い、他では見る事のない沢山の固有種が独自の進化を遂げ環境に適応しながら暮らしています。特に興味深いのが樹上生のトカゲ「カメレオン」、その名前、姿形、長い舌を伸ばし昆虫を捕食する事、風景に溶け込んで体色を変える事、左右別々に動く突出した目、実物を見た事が無くても多くの人が知っている生き物だと思います。飼育についてはある程度の高温(ヒーター)と湿度(加湿器)、淀んだ停滞した空気を嫌うため常に風を起こしてあげる工夫(ファン)、そんな設備の他に重要なもの・・動く水を作る事です。自然下で彼らは雨や霧が発生した時に植物の葉を流れる雫を飲んで水分を取っています。ですから他の爬虫類の様に川や水たまりなど水場に行って飲む事は無く常に安全な木の上で全ての生活を営んでいる動物です。飼育ケージに入れた観葉植物に水滴を流し水が動く状態を作ってあげてそれを飲んでもらいます。故郷での暮らしを再現するんですね。手間暇かかるカメレオンですが飼い主の認識もあり傍に行くとこちらへ寄ってきて手を差し伸べれば手に乗り、餌も手から取ります。賢く、人馴っこく、滑稽な動きで楽しませてくれます。彼らの生態も観察出来き飽きの来ない楽しい仲間です。夕方、眠りに就こうとしているパンサーカメレオンのかっ君の画像UPしてみました。これからも少しずつワンコ話題の合間に他の家族を紹介していきますね♪