カテゴリ:のんびり読書履歴
他の方のブログで紹介されていて、興味ひかれて
図書館で借りてきました! ただ、かなり分厚い「昭和文学全集」にしか読みたいと思った 「密のあわれ」がはいっていなかったので、 重くて、肩がこっちゃいました(^-^; そして「密のあわれ」は思った通り面白いお話でした! なんてたって、主人公が小説家のおじさまと金魚のあたい。 その金魚、ただの金魚じゃありません。 小悪魔的な魅力で、おじさまからおこずかいをもらっちゃうわ、 家(池)を買ってもらっちゃうわ、オシャレするわ、歯医者行くわ 本当に自由なんですよ~。 こんな面白い金魚だったら、おじさまじゃなくっても 散財しちゃいそうです(^-^) そして、このお話はすべて会話で進行します。 それも無理がなくて情景も想像できるから不思議。 言葉も古風で美しいですね。金魚の擬音の使い方も、かわいくって好きです。たとえば、 おじさまも、さばさばしたお顔でいらっしゃるわ ひりひりうごいているわ じれじれして、噛みつきたくなるわ なんか、変な抜粋の仕方で申し訳ないんですが(~_~; じれじれするって、かわいいなぁ(>-<*) とか思うのは私だけかな? 他には「あにいもうと」「つくしこいしの歌」も読みました。 「つくしこいしの歌」は手紙方式で書かれています。 男性から来た手紙へ、女性が返事を書くのですが、 このお話は、女性の返事の手紙しか書かれていません。 なので、その手紙の内容から男性はこんなことを書いてきたのかな?とか、 こんな男性なのかな、とか想像することができて面白いです。 「密のあわれ」の会話だけのお話もだけど、 実験的というか、一風変わった書かれかたでステキです。 あと何話かあるので、ぼちぼち読んでいきたいです。 ただ、この本の重さがな~読みづらい。 一回、間違って国語辞典を手に持っていたことがあります_| ̄|○ 色といい、厚さといいソックリだったんですよ!(大きさは違ったけど…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.16 18:40:51
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