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カテゴリ:徘徊日記「お泊りでお出かけ」
「今日は丸選手が移籍した巨人と戦います。」徘徊2019 二人旅 広島
呉線で広島駅に到着しました。 「まあ、とりあえず、原爆ドーム行こか?行ったことある?」 「ない。姫路からこっち、来たことないって、いうてるやろ。」 駅前から路面電車に乗り込んでスタートです。 「紙屋町やって。」 「それが?どうかしたん?」 「紙屋町さくらホテル。井上ひさし。こまつ座。」 「お芝居か?」 「うん、次が原爆ドーム前やろ?相生橋いう橋が爆心やったと思うで。」 「来たことあんの?」 「うん、一度なんとなく。学生時代かな?何しに来たんか覚えてへんな。」 相生橋のたもとで降りて原爆ドームです。 川が流れていて、向うにも公園が見えます。川岸まで下りて振り返ると石碑越しに、原爆ドームが立っているのが見えました。 「外国の人多いなあ。」 「うん、やっぱり、ここは笑ろとられへん気になるなあ。自分らでもそうかな?」 「そら、そうやろ。」 原爆ドームから繁華街(?)に向かって「広島焼き」行脚が始まりました。いい加減歩きくたびれたところで。 「アッコにしようよ。へんくつ屋ってある。あそこ。」 「そやな、もう疲れたし。」 店に入ってカウンターに座ると、へんくつと顔にかいてあるマスターが注文を聞いてくれました。 カウンターに並んで座ったピーチ姫が、なんだか思わせぶりに壁の方を目でさしていて、それを追いかけると、おや、まあ、でした。 ナッ、なんとタイガースの色紙が壁一面に並んでいるではありませんか。思わず二人は、目の前の「へんくつ」な人に聞こえんようにひそひそしてしまいました。 「ホンマにへんくつやん、あれ、あのサイン、真弓って読むんちゃうの?」 「その下は、和田かな?監督って書いてないか?」 「ホンマに大丈夫なん、ここ、広島やろ!?」 店を出て、ちょっと大声になって語り合ってしまいました。 「神戸で食べる広島焼きとは違うな。オムそばとも違うな。」 「ミックス焼きとも違うし。」 「食べにくなかったか。パラパラで。」 「ちょっとそこのソース足してって言いたかってんけど、まあ、見るからに無愛想でいいづらいし。でも、ここで阪神ファンやねんやろ。エエ人やん!」 「さあ、駅行こか。」 名前のワカラナイ繁華街から歩いてJR広島駅です。赤いユニフォームの人がたくさん歩いています。ちょっと、緊張します。 「開幕戦やな。広島対巨人やで。両方負ければええねんけど、そうはいかんな。」 「アホか!」 「阪神ファンいうことバレたらヤバそうやな。正体知られたら殴られるんちゃうか。」 「なんでやねん。歯牙にもかけられてないわ。」 「そうかなあ?」 「そうや!最下位やろ!相手は監督からして男前やで。余裕で優勝や‼やろ。」 「おい、電車の行き先表示にガンバロウ広島ってあるけど、地震かなんかあったか?」 「さあ、知らんよ。あっ、アナウンス聴いた?今、すごいこと言うたよ。『今日は丸選手の移籍した巨人を迎えて開幕戦です。みんなでしっかり応援しましょう』 「すごいなあー、これJRやんな。JRってカープのスポンサーなんかな?」 やっぱり広島はすごいですね。今度は写真撮るのを忘れんとかなあきませんね。 思い出の二人旅凍あたりでおしまいですね。 始まりはこちらをクリックしてくださいね。 ボタン押してね! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.22 21:50:26
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