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カテゴリ:徘徊日記「お泊りでお出かけ」
「東京ですよ!東京‼」徘徊日記 2019年 東京 その3
エスコート嬢、いや老嬢か?の「ムラっちゃん」のおかげで無事ホテル到着。隅田川に面した日本橋浜町です。ホテルの前はこんな感じ。 首都高速(?)の高架のようですね。東京のイメージは、写真は撮っていないけどまず東京駅の地下通路でした。 駅から駅へ防空壕のような通路を歩いて、電車に乗って、乗り換えるために、また、似たような通路を歩く。 それから、目につくのは高速道路の高架。住めば違いもわかるのだろうけど、お上りさんにはどれも同じに見えるのが困ったことなんです。 ランドマークを目印にして、まあ、神戸なら六甲山とかポートタワー、徘徊する癖がついているシマクマ君は実に困る。地上に出ても東西南北が全くわからない。どこかに山が見えない土地は、いつもそれを目印にしている暮らしの人間には不安なんでしょうね。 但馬の山の中の暮らしから、京都、神戸と、それぞれ山の風景と地形が生活の勘のようなものを支える土地で40年以上暮らしてきたことを、つくづくと感じる旅ですね。 まあ、しかし、今回はエスコート嬢がついているので安心。ところで、この高架の向こうが墨田川ですね。 こんな感じですね。隅田川越しに見える風景です。ぼくには、いかにも「東京」という感じしました。 「どこか行きたいとこあるの?」 「いやー、とりあえず、ちょっと涼める喫茶店かな。」 「じゃあ、人形町の方へ向かおうか。」 「人形焼きやろ。」 「ああ、そうそう。あれは水天宮よ。結構評判の神社よ。」 「ここやね。なんか、えらいモダンやなあ。あっ、カメラ忘れてきた。」 「撮っといたげるわ。あとでメールで送るからね。」 「あかんなあ、ヤッパ、おろおろ、あわててんねや。それにしてもハイカラな神社やな。」 カメラを荷物から持ち出すのを忘れたことに気づくと、エスコート嬢がスマホとかで写真を撮ってくれて、メールで送ってくれた写真です。 なんというか、便利な世の中になりましたねえ。 で、振り向くと、ビルの玄関みたいになっていて、ちょっと驚きました。 「こっから上がるんか。ビルに入るみたいやね。ええー、こっちは神社になってるやん!」 「なんやこれ、ビルの屋上か?なんか、すごいなあ。周りみんなビルやしなあ。ぼくらみたいなアベックがきても、お祈りすることがないなあ。安産とか、子宝やろ。喫茶店行こ。」 そこから夕方まで喫茶店を二件はしごして、もう一人の旧友と待ち合わせの銀座へ。 写真なしで申し訳ないが、「人形町」から「銀座」へ地下鉄で移動して、ムラっちゃんが予約してくれていた居酒屋へ向かいながら、銀座の街並みをキョロキョロ。 「ああ、ぼく、ここ、去年かなあ?来たことがあるかも。あっちの方に、有名な洋品店、ほらシャネルとかあるんちゃうの。」 「洋品店て何よ?」 「そやから、外国のブランドのお店やんか。なんやったかは忘れたけど、そういうお店が並んでる通りやろ。」 「まあ、そうやけどね。今時、洋品店ていう?」 「そやな、神戸でもいわんか。でも、舶来やから、洋品店やろ。」 口にしてしまった手前頑張ったものの、今時「洋品店」とは言いませんな。 銀座の「居酒屋」、まあ、名前も覚えていませんから、おろおろしていたのでしょうね。予約の席に座ってしばらくするともう一人、懐かしいお友達がやってきました。三人は、40年前の同窓生です。 「ああ、どうも、遅れてごめん。やっぱり迷いました。」 「こっちの人でも、迷うの?」 「銀座とか来ませんからねえ。」 「でも、銀座の枝豆はうまいなあ!」 「いやあ、銀座で枝豆はとれないでしょうね。」 「今日は、どこか行かはったんですか?」 「うん、ドトールと、もう一軒、喫茶店。ずっとしゃべり続けやんな。」 「ずっと、喫茶店?」 「わたしはええけど、折角やのにね。」 「イヤ、いつも喋られへん人と会ってんからええよ。雨模様やったし。」 三人は、ここのところ、はやり(?)のネット友達なのですが、会って話すのは違いますね、とかなんとか、東京の夜はふけていったのでした。 「東京徘徊(その4)」はここをクリックしてください。 ボタン押してね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.25 23:30:22
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