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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2021.03.31
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「穂高神社の尾長鶏」 ​​​​​徘徊日記 2021年3月19日(その5)安曇野あたり

​ 信州安曇野「穂高神社」でうろうろしています。ご神木も巨大で狛犬も可愛らしい、素朴ないい雰囲気の神社です。​
​ で、樹齢500年を超えるという大欅の足もとでこんな写真を撮りました。これはどうみてもニワトリ、それも、いわゆる尾長鶏ですよね。

 ご神木はこんな感じで、二羽が放し飼いです。


 うーん、なんか意味ありげですが、なぜこの二羽が柵もない境内でこうやってノンビリしているのかはよくわかりません。
 この神社の「ノンビリ」感は尋常ではありませんね。で、後ろを振り返るとこんな石碑がありました。

​ ​​釈迢空(しゃく ちょうくう)ってご存知でしょうか。歌人で、国文学者、もう、偉大なというしかない民俗学者、折口信夫(おりぐちしのぶ)の歌碑です。​

ものぐさ太郎 このよひはやくねぶるらし あづみの大野こほりそめつつ​​

​​​ ​​​​そうなのです。この神社は、ぼくのようなナマケモノだった子供たちの夢の人「ものぐさ太郎」を祀っている神社でもあるのです。境内に広がる「ノンビリ」は、当然といえば当然の雰囲気なのですね。


 「ものぐさ太郎」の草紙の碑がありました。太郎君信濃の中将とかに出世する話で、高校の古典の教科書に出てきたりもする話ですが、ものぐさのままがいいのにと思ったりしました。
 この神社には、他にも二人の人物の像がありましたよ。

​​​

​ ​こちらは白村江の戦いで戦死した阿曇 比羅夫(あずみ の ひらふ)の像ですね。安曇一族の象徴のような人物で「若宮」としてお社もあります。古代、九州の海の民だった安曇一族が、信州、松本の山の民になるというドラマについてはよくわかりませんが、ちょっと、興味惹かれる人物ですね。
 この神社のお祭りは「お船祭り」というそうで、こんな船も飾られています。


 どこかに、海の民のムードが残っていて、面白いですね。
 さて、もう一人の銅像がこの方です。


​ 泉の小太郎君ですね。童話作家として名高い松谷みよ子さんの童話『龍の子太郎』のモデルなんだそうで、そっちの名前ならご存知の方も多いのではないでしょうか。なんだかよく​​​わからない動物に乗っていますが、「犀龍」という動物だそうです。
 いやはや、あれこれ面白い​ものがいっぱいありますね。それにしても、あの尾長鶏は何処かに行ってしまわないのでしょうか。駐車場はすぐそこなのですが、長閑なものですね。
 これで穂高神社はおしまいです。これから松本の市街に戻りますね。穂高神社の徘徊(その3)​・​(その4)​はこちらからどうぞ。

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最終更新日  2023.08.21 23:29:40
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