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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
ピル・カムソン「人質」元町映画館
「みなさん事件です!本日、俳優ファン・ジョンミンさんが誘拐されました。」 チラシに、こんなキャッチ・コピーが躍っています。映画はピル・カムソン監督の「人質 韓国トップスター誘拐事件」です。 元町映画館のモギリ嬢のすすめで見ました。チラシの文句の意味なんて何にも知らないままです。 チョー、面白かったです。先日、ブラッド・ピットが主演する「ブレット・トレイン」の、あまりのバカバカしさに大喜びしたところなのですが、この映画はそれ以上の面白さでした。こっちは、結構リアルでした。 衝動的というか、思い付きでターゲットになったとしか見えない始まりのシーンが、実に効果的で、どうなるかわからいムードが漂いまくっていました。 犯人グループの構成も、「思い付き誘拐」の不安を掻き立てます。 で、誘拐されてひどい目に合う、その人物こそが、今の韓国映画のトップスターだとは知らないシマクマ君です。韓国の人たちは後ろ姿でわかるのでしょうが、ポスターの写真がこっちを向いていてもわかりません。しかしながら、監禁されている主役ファン・ジョンミンさんの演技は超絶ともいうべき迫力ですし、脱出のために彼が考えだして、見事にはまった(まあ、当たり前ですが)アイデアにも、ちょっと唸りました。 捜査陣はどんくさいのですが、捜査主任が冷静な女性であるとか、犯人のリーダーの、悪いことをすることに、異常に長けていて、見かけは目立たないハンサムという設定もうまいものです。 まあ、それにしても、あんまり喜ぶのはヒンシュクかもしれませんが、模造銃が出てきて、「おー!」と思わず拍手!しそうになりましたが、まあ、気持ちだけで済ませました。 後から、気付いたことですが、映画の中で誘拐されたファン・ジョンミンという俳優は実在で、今現在のトップスターだそうで、その役をご本人が演じているという、知っていれば、まず、そこが見どころだったのでしょうね。 さるぐつわされて、苦しんでいらっしゃるこの方を、初めてお出会いしたと思い込んでいたシマクマ君は、そんな大スターとは思いもよらないまま、地味な性格俳優だと思い込んで見ていたのでしたが、まあ、映画の展開には何の問題もなかったわけです。 で、帰ってきてネットをいじっていてやっと気付きました。3年ほど前に見て面白かった記憶ののある、「工作 黒金星と呼ばれた男」というサスペンス映画の主人公がファン・ジョンミンだったのです。何というか、初対面じゃなかったのですが、全然、別人!というか、思い浮かびもしなかったのですが、どうなってるのでしょうね。写真で見ると、確かに同じ人でした(笑) いやはや、その昔、日本でもあったような記憶がありますが、自分自身を演じるという、考えてみれば、やっぱりヘンテコな役でしたが、ファン・ジョンミンの熱演に拍手!でした。 監督 ピル・カムソン 脚本 ピル・カムソン 撮影 チェ・ヨンファン 編集 キム・チャンジュ 音楽 キム・テソン キャスト ファン・ジョンミン(ファン・ジョンミン) キム・ジェボム(チェ・ギワン) イ・ユミ(パク・ソヨン) リュ・ギョンス(ヨム・ドンフン) チョン・ジェウォン(ヨンテ) イ・ギュウォン(コ・ヨンノク) イ・ホジョン(セッピョル) 2021年・94分・G・韓国 原題「Hostage」「 Missing Celebrity」 2022・09・20-no110・元町映画館no143 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.30 21:56:44
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