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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.12.18
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小津安二郎「秋日和」こたつシネマ

​​​​ コタツで夕食をいただいて、チッチキ夫人がテレビのチャンネルを回して(回さないけど)いて「これかな?」といいながら手を止めた画面に「秋日和」という文字が映っていて始まりました。小津安二郎「秋日和」です。​​​​

「あのな、これ、ビッグ映劇ってあったやろ、新聞会館の道渡った南側。あっこで見たで。大学の2年くらいの頃。忘れられへん映画体験やで。」
「面白かったん?」
「秋日和って、アキビヨリやんな。読める?」
「読める。」
「その日な、ガラガラのビッグ映劇で小津の特集やってんけどな、後ろの端のほうに座ってたらな、ほかに席はいっぱいあるのに、なんか、ちょっときれいな女の人が『あいてますか?』とか言いながら横に座らはんねん。」
「なに、それ?」
「な、そう思うやん。ドキドキするやん。そんなン。そしたら話しかけてきはってな、『この映画、アキヒワですよね。』って。でな、ちょっとおもろいなって思てんけど『いいえ、アキビヨリです。映画見ながら話しかけんといてくれます。』いうてん。そしたら、向こうに行ってしまいはってん。」
「なに?お仕事?映画館なんか入るのにお金要るやん。」
「まあ、事情は知らんけど、あの頃、ビッグって200円二本立てとかやなかったか?ほんで、あの辺、居ってやったやん、そういう仕事の人。そやからな、映画の筋とか何にも覚えてへんのに、この映画を見たことはよう覚えてんねん。」
​​

 で、久しぶりに、チッチキ人と二人で「秋日和」を見ました。1960の作品で、マア、むちゃくちゃな筋なのですが、三輪秋子(原節子)という、かつて仲間内のマドンナ(?)だった女性の亡くなった夫の​7​​​回忌とかのお寺の場面から始まるのですが、間宮宗一(佐分利信)、田口秀三(中村伸郎)、平山精一郎(北龍二)という、夫の旧友三人組が、未亡人秋子と遺児アヤコの結婚をめぐって、あれこれ画策する話なのでした。​​​

​「この人ら、今の私らより、みんな若いんやんな。」​​
 映画そのものよりも、​​​見ながら、チッチキ夫人が、ふと、漏らした一言のほうが衝撃でした。20代で見た時に、登場人物たちはみんな年上で、映画の中で、やっていることも、話していることも、そういう世代の人の世界の出来事で、マア、他人ごとやったわけで、話の筋は何となく覚えてはいたものの、面白かったという記憶はないのですが、20代の青年が見て面白いかったはずがないなと、今では思うのですが、40年たって、今度は年下の人たちがいろいろやっていることが、40年間、ただの一度も経験したことのない、やっぱり、他人事なわけだったのですが、登場人物たちの「空気感(?)」には、妙に納得するところもあって、こういう世界がこの国の、この70年ほどの間に、どこかにあったんだと思うと、つくづく、すごい映画だと思いました。
 マア、何をいいたいのか、自分でもよくわからないのですが、備忘録のつもりで書きました()

監督 小津安二郎
脚色 野田高梧 小津安二郎
原作 里見 弴
撮影 厚田雄春
美術 浜田辰雄
音楽 斎藤高順
編集 浜村義康
キャスト
原節子(三輪秋子)
司葉子(三輪アヤ子:秋子の娘)
笠智衆(三輪周吉:秋子の伯父)
佐田啓二(後藤庄太郎:秋子のフィアンセ)
佐分利信(間宮宗一)
沢村貞子(間宮文子:宗一の妻)
桑野みゆき(間宮路子:宗一の娘)
中村伸郎(田口秀三)
三宅邦子(田口のぶ子:秀三の妻)
北龍二(平山精一郎)
岡田茉莉子(佐々木百合子:アヤ子の友人)
渡辺文雄(杉山常男:後藤の友人)
1960年・128分・日本 配給 松竹
​2022・12・15-no137・こたつシネマ​​​​



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最終更新日  2024.05.24 23:24:00
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