井上雄彦「THE FIRST SLAMDUNK re:SOURCE」(集英社)
表表紙 裏表紙
2023年が始まりました。新年、最初のマンガ便に入っていたのがこれでした。井上雄彦「THE FIRST SLAMDUNK re:SOURCE」(集英社)です。
2022年の年末に封切られたアニメ映画「THE FIRST SLAMDUNK」の制作過程を単行本にしたビジュアル・ブックで、一見、映画の宣伝のための販促本の印象ですが、中身は原画をはじめビジュアルが充実しているのが素晴らしいと思いました。
そのほかにも、作者で、今回の映画を監督した井上雄彦の、かなり長いインタビューも載っています。そこでは、「THE FIRST SLAMDUNK」を見た人はもちろんですが、おそらく、多くのスラムダンクファンが「これってどういうことだろう?」と疑問に思うに違いない「THE FIRST」の意味についても、なかなか興味深いことが語られていますし、映画でクローズアップした宮城君を主人公に描いている、映画にはない短編マンガまで載っていて、なかなか、読みでのある内容でしたよ。
ヤサイ君がマンガ便を届けてくれたところに居合わせたピーチ姫が一言きっぱり言いました。
「それ、スキャンしたいページたくさんあると思うかもしれんけど、ページ割ったらあかんで!」
というわけで、写真にとってお見せしたいビジュアルページが山盛りなのですが、表表紙と裏表紙の写真を載せるだけで我慢して、あとはあきらめました(笑)
それにしても、わが家の愉快な仲間たちの間では、やはり、「スラムダンク」は聖典化しているようで、遠く松山で暮らしているサカナクンからも、
「映画を見に行くヒマはないけん、それで辛抱しとるよ。井上雄彦はやっぱりすごいねえ。!」
というメッセージがありました。さすがですね(笑)。スラムダンクがお好きな方一度書店で手に取られてはいかがでしょう(笑)。