|
カテゴリ:映画「パルシネマ」でお昼寝
ジョン・マッデン「恋におちたシェイクスピア」パルシネマ
「アプローズ、アプローズ!」との2本立てで観たのはジョン・マッデン監督の「恋におちたシェイクスピア」でした。 1998年だかのアカデミー賞総なめの人気映画らしいですね。テレビでも、何度もやっているらしいです。初めて見たシマクマ君が 「なかなか色っぽくてよかった!よかった!」 と騒いでいると 「テレビで3度見たわよ。」と嘯いていたチッチキ夫人も 「せっかくだから4度目に挑戦だわ。」 とかなんとか言いながら出かけました。で、シマクマ君は感想を書いていますが、今更筋を繰り返すのも気が引けますし、「ロミオとジュリエット」誕生秘話とでもいう以外に、これといって書くことがありません。 本筋を外して申し訳ないのですが、一番面白かったのはジュディ・デンチ演じるエリザベス1世でした。ジュディ・デンチはケネス・ブラナーの「シェイクスピアの庭」だったかではシェークスピアの奥さんだったと思いますが、この映画では女王陛下でした。多分、笑うところではないと思いますが、デーンと出てきた存在感に笑ってしまいました。 で、ほとんど、おしまいのシーンですが、劇場から帰ろうとする女王の足元に水たまりがあって、一瞬立ち止まった女王に対して、まわりの家来たちが躊躇していると 「遅いのよ!」とか何とかいって水たまりをジャブキャブ歩くのを見て笑いました。 50年ほど昔の高校時代の世界史の授業で(いつの話やねん!)、エリザベス朝の話をしていたM先生が 「馬車から降りた女王の足元には水たまり、その場に居合わせたサー・ウォルター・ローリー卿は着ていたマントをさっと脱いで水溜りを覆うや否や一言『さー、うぉるたー・らーれー』(さあ、わたられーのダジャレ)」と教壇でおっしゃた姿を思い出したんですね。サー・ウォルター・ローリー卿はエリザベスの愛人の一人ですが、数奇な運命で有名な男ですね。 この映画は脚本がトム・ストッパードですから、いろいろ仕込んでいるにきまっているのですが、気づけないのだからしようがありません。 それから、ハロルド作石に『7人のシェイクスピア』というマンガがあるのですが、ぼくの場合エリザベス朝のロンドン劇場戦争ネタなんかは、みんなそのマンガのお世話になっています。で、今回の映画を観ていて、ハロルドさん、この映画で仕込んだんじゃないかというくらい、マンガのシェイクスピアとその恋人の顔立ちとかキャラとかが、この映画のジョセフ・ファインズ(シェークスピア)、グウィネス・パルトロウ(ヴァイオラ・デ・レセップス)という二人の俳優と似ているのに笑いました。 もっとも、マンガの恋の相手は女王の侍女ですから話は違います。でも、オッパイとかそっくりでしたよ(笑)。 マア、それにしても、ジョセフ・ファインズ(シェークスピア)、グウィネス・パルトロウ(ヴァイオラ・デ・レセップス)のお二人ですが、やたらキスシーンの多い映画でした。ご苦労様でしたね(笑)。ということで、とりあえず拍手!でした。 まあ、虚構なのでしょうが、上手に作ったお話でした。監督と脚本家たちに拍手!ですね。お色気の使い方も上手なものですね(笑) 監督 ジョン・マッデン 脚本 マーク・ノーマン トム・ストッパード 撮影 リチャード・グレートレックス 衣装 サンディ・パウエル 編集 デビッド・ガンブル 音楽 スティーブン・ウォーベック キャスト グウィネス・パルトロウ(ヴァイオラ・デ・レセップス) ジョセフ・ファインズ(シェークスピア) ジェフリー・ラッシュ(ヘンズロー) コリン・ファース(ウェセックス卿) ベン・アフレック(ネッド・アレン) ジュディ・デンチ(エリザベス1世) トム・ウィルキンソン(ヒュー・フェニマン) マーク・ウィリアムズ(ウォバッシュ) 1998年・123分・R15+・アメリカ 原題「Shakespeare in Love」 2023・02・22-no024・パルシネマno53 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.11 22:37:21
コメント(0) | コメントを書く
[映画「パルシネマ」でお昼寝] カテゴリの最新記事
|