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市川準「トニー滝谷」パルシネマ 第4回SCC(シマクマ・シネマ・クラブ)は二人して
「読んでから見る!」 の作品でした。村上春樹の短編小説「トニー滝谷」の市川準監督による映画化作品で、映画の題名も、そのまま、ズバリ、「トニー滝谷」でした。2004年の作品で、監督の市川準という方は、この作品の数年後、50代の若さで亡くなられた方で、「金鳥」のコマーシャルの人だった記憶がありました。映画では女優の富田靖子さんの「BU・SU」だったかを見たような気がしますが確かではありません。 SCCの例会としては、初めてのパルシネマでした。朝パルという企画で、朝寝坊のボクは間に合うかどうかが心配だったのですが、午前5時には活動を開始していらっしゃるらしいM氏は湊川公園でのんびり佇んでいらっしゃいました。 「やっぱり、お早いですね(笑)。」というわけで、第4回SCCは始まりました。原作そのものが、けなしているわけではありませんが、いったい何を書きたいのかよくわからないような作品なのですが、映画も同様で、トニー滝谷を演じたイッセー尾形のたたずまいと坂本龍一のピアノの音、そして、宮沢りえのさまざまな靴を履いた足が印象に残る作品でした。 映画が終わったのが、ちょうどお昼時で「長安」という、いかにも新開地という町中華でお昼、まあ、ボクはビール(笑)でおしゃべり開始です。 「で、いつもの質問です(笑)。何点でしたか?」 というわけで、村上春樹オタク会議のような会話で終了でした。 それにしてもイッセイ尾形の演技には拍手!でしたね。それから、まあ、好き好きなのでしょうが、妙に、病気っぽい、2004年の宮沢りえにも拍手!。で、坂本龍一のピアノです。イッセイ尾形の意味不明な表情とマッチして、いかにも、意味不明な村上ワールドの音でした。拍手!でした。 さて、次回は、どこで、何を見ましょうかね。他の人と一緒に見るというのも、悪くないですねえ。だんだん、楽しみになってきましたよ(笑)。 監督 市川準 脚色 市川準 原作 村上春樹 撮影 広川泰士 音楽・作曲 坂本龍一 編集 三條知生 キャスト イッセー尾形(トニー滝谷・滝谷省三郎) 宮沢りえ(A子小沼英子・B子斉藤久子) 西島秀俊(語り) 篠原孝文(トニー少年) 四方堂亘 水木薫B子の母水木薫 草野とおる男(A子の元恋人) 小山田サユリ 山本浩司 木野花(アパートの管理人) 2004年・76分・日本 SCCno4・2023・05・23-no064・パルシネマ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.22 23:04:05
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