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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2023.10.06
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​シャーロット・ウェルズ「アフターサン」パルシネマ​
​​​ パルシネマが今週(2023年・10月・第1週)「アフターサン」「トゥ・レスリー」という二本立てのプログラムを組んでいました。2本とも封切で見損ねていたので、何の気なしにやって来ました。​​​
 見ていて、プログラムの意図に気づいて笑いました。共通する鍵言葉は「親子」だったんです。もっとも、それに気づいたのは2本目の「トゥ・レスリー」を見終えようとするあたりでしたから、自慢になるわけではありません。
​​​​​ で、1本目が「アフターサン」です。「アフター」「サン」のあいだがあいている二つの言葉かなとか、もの知らずなシマクマ君はそんなことをを考えながら見ていたのですが、日焼け止めという意味なのですね。​​​​​
「あのね、アフターシェーブローションをアフターシェーブというようなものよ。」
「ああ、そう?」
「で、おもしろかったの?」
「うーん、微妙。」
 ​​帰宅して、同居人に教えられて納得しました。​​​​
​さて、面白かったんでしょうか?​​
 館内が​暗くなると、画面には「ビデオを再生してますよ」的なごちゃごちゃした映像が映り、やがてノーマルな画面になって、父カラム(ポール・メスカルソフィ(​フランキー・コリオ​​​​​​​という二人が、トルコか、そのあたりらしいリゾート・ホテルにやって来て、最初は、部屋にベッドがないという苦情のシーンで始まりますが、やがて、プールの傍に寝転がっているの背中に、父親「アフターサン」を塗るシーンとかがあって、なんで、日焼け止めクリームを塗るシーンがわざわざ、それも繰り返し映るのかわからないシマクマ君
​​ポカーン!​​
​​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​父親母親は離婚しているようで、いつもは母親と暮らしているらしい、で、11歳ですから、小学生の娘が、まあ、夏休みを利用して、父親とすごすためにリゾートにやって来て、数日過ごすという話のようです。だから、まあ、父親がスキン・シップしたがっているのであろうか、と見ていると、今度はハンディのビデオカメラをとりだして、の様子を写したり、がそれで父親を写したりします。で、その映像の再生画面を誰かが見ているというお話の仕組みのようです。​​​​​​​​​​​​​​
​​フーンそうか。​​
 ​まあ、そんな感じ見ていると、ビデオを見ているのが、実は、ビデオの中で父親と一緒にいるソフィ自身で、あの時から20年の歳月が流れていて、ビデオのなかの父親と同じ年になっていることが、まあ、わかっていきます。​​​​
​​​​​​​​​​​​ ビデオを見ている31歳のソフィには、赤ん坊がいるらしいのですが、同じベッドで寝ているのは女性です。再生している部屋には、あの時、金のない父親カラムがためらいながら買った、かなり高額な絨毯が敷かれています。なぜ、あの絨毯がそこにあるのでしょうね。だいたい、ビデオカメラは、バカンスが終わって二人が別れるときに父親が持っていたはずですから、ビデオを再生しているという、「映画の現在」に、ソフィがそれを見ているということにも、絨毯彼女の部屋にあることと共通した、何かわけがあるはずです。​​​​​​​​​​​​
​​​​ そのあたりが、一切説明されないのが、この映画の特徴ですね。で、ソフィが見ているビデオの画像が「映画」なのかというと、実は、それも曖昧で、映画館でボクが見ているのは、二人以外によってしか撮ることが出来ないシーンが、実は、ほとんどなのです。 ​​​​
​​​​​​​​​ 今、31歳のソフィが見ているのは、父親か、彼女自身によって撮られた、互いの姿以外ではありえません。それに対して、観客のボクは、今、ビデオを見ている31歳のソフィの不機嫌な表情と、11歳だった彼女の前では明るかった31歳の父親カラムが、実は、かなり深刻な精神状態であることを暗示する複数のシーンを見ているわけです。​​​​​​​​​ ​ 
​​​いったい、何を見ればいいのでしょう?💦💦​​​
 ​​だから、まあ、受け取ればいいんですかねという困惑のなかで、やっぱり
​ポカーン!​
​ なのでした(笑)。​​
​​​​​​​ おそらくヒントの一つは、31歳のソフィのベッドにいる、もう一人が女性であることと、時折、フラッシュバックの映像のように挿入された、父親カラムが踊っているらしいダンスホールのシーンで流れるUnder Pressureという曲ですね。フレディ・マーキュリーデヴィッド・ボウイの歌です。​​​​​​
​​ 空港でソフィと別れて、ビデオ・カメラをリュックに仕舞って、向こうのドアに向かって廊下を歩くカラムの後姿が消えてゆくドアの向こうに暗いダンスホールが、ほんの一瞬ですが映るんです。でも、​​こんなの、ふつう気づきませんよね。
​​ まあ、気付こうが気付かなかろうが、ボクにはそのあたりにビビッド(笑)に感応できる下地がありませんから、やっぱり
​​ポカーン!​​
 でした。​
​​​​​ ただ、ほかのシーンですが、二人が眺めていた海面に
​​水中の魚影か!?​​
​​ ​まあ、そんなふうに勘違いするような、空中のハングライダーの影が映っていたシーンなんかを思い出して「父と娘」の、届かない「愛(?)」幻影に思いをはせるばかりでしたね。​​​​​​
 題名の「アフターサン」=「日焼け止め」もそうですが、少々、思いれ過剰で、めんどくさいと思いましたが、シャーロット・ウェルズという監督の名前は覚えそうです。拍手!
 それから、11歳の少女を演じたフランキー・コリオちゃんですね。よく頑張りました(笑)。拍手!

監督 シャーロット・ウェルズ
脚本 シャーロット・ウェルズ
撮影 グレゴリー・オーク
編集 ブレア・マクレンドン
音楽 オリバー・コーツ
キャスト
ポール・メスカル(カラム 父)
フランキー・コリオ(ソフィー 娘)
セリア・ローソン=ホール(20年後のソフィー)
2022年・101分・G・アメリカ
原題「Aftersun」
2023・10・03・no121・パルシネマno66
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最終更新日  2023.10.06 12:44:14
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