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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
アモス・ウィー「縁路はるばる」元町映画館 実は、今日は2023年の10月21日(土)です。で、この映画は2023年の8月に見たんです。映画はアモス・ウィー監督の「縁路はるばる」でした。原題が「Far Far Away」ですから、まあ、ラブ・コメディ風なニュアンスでつけた邦題ということのようです。最新の香港映画だそうです。
で、香港って、香港島だけじゃなくて、そのあたり一帯の地域を指すんですですよね。そこまではボクでも知っていました。中国本土(?)から海を渡ってやってきたとかいうエピソードが語られる映画も見たような気がします。でもね、具体的にどんな島や大陸と陸続きの地域が、所謂、香港なのか、実は全くイメージできないわけです。で、この映画を見るとちんぷんかんぷんなわけでした(笑)。 黒ぶちメガネかなんか掛けていて、とてもじゃないけどモテそうもない青年が、まあ、IT方面には強いらしいのですが、複数の、何というか、かなり、いいなという感じの女性、(だから、仕事とか、社会観とか、自己意識とか、まあ、容姿とかも)の住んでいるところを訪ねる話なのでした。その結果、地理的にはかなり奥が深いというか、幅が広く「香港」をウロウロするわけで、なんとなく、 あの香港!(みんなが行きたがる観光地という意味ではないほうね(笑))という思い込みだけあって、土地感覚がゼロの、意識過剰の老人はポカーンとしてしまうのでした。 で、まあ、それなら香港の観光案内、あるいは、若者の恋愛事情紹介映画かというと、たぶん違うんですね。 意識過剰老人だから、そういう所に反応するのかなとも思いますが、登場人物たちに、ここ「香港」が終の棲家という感覚が、どうもないというか、希薄なんです。実際に、カナダだったかに移住するとかいう話題も出てきますが、ノンポリの彼らの言動に、明日もここで続く生活を感じない後味なのでした。 それは、多分、たとえば日本の、よく知りませんが、今の若者の恋愛事情と、ちょっと違いますよね。「美しい日本」とかが無意識に前提されて、言う方も、言われる方も平気で「うちの嫁」とか言っているらしいことを考えると、この映画は、やはり あの香港! を描いていると思ったのです。頼りなさそうな青年が、自転車とかに乗ってウロウロする美しい香港の風景が、どこかで失われていく時を求めているような、まあ、そんな錯覚に浸ってしまったんですね。 しかし、老人が、この映画のどこで、そう感じた理由が定かじゃないのですよね。だから、まあ、感想が書けなかったのですが、とりあえず、 この監督は注目ですヨ! 的な備忘録として書いておこうというので書きました。 わけわかんない話で、申し訳ありませんでした(笑)。 監督 アモス・ウィー 脚本 アモス・ウィー キャスト カーキ・サム クリスタル・チョン シシリア・ソー レイチェル・リョン ハンナ・チャン ジェニファー・ユー 2021年・96分・G・香港 原題「Far Far Away」 2023・08・01・no100・元町映画館no192 ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.22 11:04:46
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