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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
デビッド・クローネンバーグ「裸のランチ」元町映画館 2022年の11月から観てきました。「12ヶ月のシネマリレー」、最終走者はデビッド・クローネンバーグ監督の「裸のランチ」でした。1991年の製作ですから、まあ、30年ほど前の映画です。いろんな評価があるのでしょうが、笑うしかありませんでしたね(笑)。
ウィリアム・バロウズの原作は、鮎川信夫訳で、たしか、早川文庫で読んだ記憶だけありますが、何も覚えていません。人間というのは、いや、ボクはかな、わからなかったことは忘れるのですね。 だいたい、主人公の仕事が害虫駆除業という、 「なに、それ?」 に始まって、彼が仕事で使っている殺虫剤を 「そんなこと、すんの?アカンで!」 としか言えないのですが、注射してラリッている女性、まあ、妻ですが、を、間違ってではあるのですが、撃ち殺してしまった結果、インターゾーンとかいう 「どこ、そこ?」 に逃げていくのですが、男の本業は作家でしたといって意味わかります? 要するに、四六時中ラリッている作家が、ラリッているからこそ見えてくる、普通、妄想と呼ばれる真実を、小説として書いて、難解だからということで評判になって、日本語とかにも翻訳されたりして、そういうのってチョット興味あるとかいうタイプのもの好きが読んで、わかったふりするものだから、余計にうわさは広がってという作品を、妄想をそのまま、だって、そう書いてあるから、能う限り映像化して見せているという作品だなあという印象で、なんだか、妙に面白いのですが、結局、こちらは正気なわけですから、意味不明なんですよね(笑)。 荒唐無稽な展開の中で、上の写真のような、ギョッとするような登場人物(?)が現れたり、タイプライターがエイリアンのようなというか、まあ、そういうのは堪忍してほしいといいたいような、グロテスクな生き物に変身したり、一方で、ハッとするようなセリフ(もう、忘れちゃいましたけど)が飛び交ったり、まあ、大変でした(笑) 主役の作家役がピーター・ウェラーという、まあ、「ラリッている」からは程遠い、チョット「孤独のグルメ」のおニーさんに似ている顔立ちの人で笑えました。拍手! で、とどのつまりには、女性の体の中から(こう書いても意味不明でしょうが、知りたければ見ていただくほかありません)、一応、悪の親玉役のなんとか博士が出てきて、それが、あの、ロイ・シャイダーだったんで、これまた、大笑いでしたね。 好きだから作っているのか、好きなように作っているのか、意味不明もここまで行くと痛快ですが、「12ヶ月のシネマリレー」の企画の人も、まあ、勇気ありますね。 これが映画だ! の、気合なのでしょうね(笑) 一応、12本、完走したシマクマ君に拍手!でした(笑)。 監督・脚本 デビッド・クローネンバーグ 原作 ウィリアム・S・バロウズ 撮影 ピーター・サシツキー 美術 キャロル・スピア 衣装 デニース・クローネンバーグ 編集 ロナルド・サンダース 音楽 ハワード・ショア キャスト ピーター・ウェラー ジュディ・デイビス イアン・ホルム ジュリアン・サンズ ロイ・シャイダー 1991年・115分・PG12・イギリス・カナダ合作 原題「Naked Lunch」 2023・10・23-no130・元町映画館no209 ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.27 11:51:38
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