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カテゴリ:読書案内「近・現代詩歌」
天野忠「しずかな夫婦」(小池昌代「通勤電車でよむ詩集」より)
しずかな夫婦 天野 忠 小池昌代さんの「通勤電車でよむ詩集」(NHK生活人新書)を読んでいて、心に残った詩の一つです。 編者の小池さんは詩の後ろに載せられた短い解説で 「詩のなかに、いびきをかく女房が出てくる。いや女房とは、いびきをかく者のことを言うのだ。」と喝破しておられるのですが、その「女房はいびきをかいてねた」の一行が心に残りました。 「あのな、トイレに置いてる詩集やけどな、天野忠っていう詩人な、鶴見俊輔がどこかで話題にしてたような気がするけど、京都の人やねんな。その人のしずかな夫婦というのがエエねんな。」 と、まあ、こんな会話になったしというわけです(笑)。天野忠のほかの詩については、またいずれ紹介しますね。ご本人は1993年に亡くなっておられるようですが、編集工房ノアという所から詩集がたくさん出ています。思潮社の現代詩人文庫にもあります。まあ、また、ですね(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.02 12:03:45
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