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カテゴリ:映画「パルシネマ」でお昼寝
相米慎二「ションベンライダー」パルシネマ 先日、京都まで出かけて見た相米慎二「台風クラブ」が
ワッチャー?! だったので、神戸のパルシネマでやり返してやろうと勇んで出かけてきたのが相米慎二「ションベン・ライダー」です。 パルシネマという映画館は通常2本立ての名画座です。で、朝と夜に1本立ての「夜パル」「朝パル」という、なかなかディープなというか、シブイというかのプログラムを上映しておられるのですが、先日まで「朝パル」だった、お目当ての「ションベン・ライダー」が、今週は「夜パル」、午後7時50分くらいに始まって、終わるのが10時くらいの番組に変わっていて、ちょっと怯んだのですが、 「まあ、昼の2本立てプログラムの「春に散る」と2本見ればいいや。」 と、勝手な2本立てを計画して挑みました。もちろん別料金です。とほ・・・・。 で、あえなく 返り討ちでした(笑)、トホホ・・・。まあ、きいたふうなことはやめておこうと思いますが、この、やたらの、とっちらかり方には、やはり 、監督の意図があるのでしょうね。 かっこよく意味不明な言い方をすれば、語ってしまえばステロタイプ化する 物語からの逃走! とでもいえばいいのでしょうが、40年前に衝撃だったしっちゃかめっちゃかが、今見ていると、なんだか、ただ、あほらしいだけというか、かえって、息苦しい感じさえするんですよね。 映画があの「時代」を上手に映しているとはとても言えないのですが、 終わってしまった1980年代という時代の映画 ということを強烈に感じさせられた2作でした。 それにしても、主役らしき藤竜也こそ、最近、尾道の豆腐屋さんで見かけましたが、桑名正博とか財津一郎、ケシー高峰、ああ、それから前田武彦、今は亡きなつかしい方たちのお顔がなつかしいような、そうでもないような、で、中学生三人組の一人の辞書くんとかを演じているのが、今時では、バラエティの司会かなんかやっているインチキ臭いおっちゃんの坂上忍だったりするわけで、時がたちましたね(笑)。 イヤー、相米慎二監督は、もういいですね。 ノックアウトでした! 今のボクには歯が立ちません(笑)。 監督 相米慎二 脚本 西岡琢也 チエコ・シュレイダー 原案 レナード・シュレイダー 撮影 たむらまさき 伊藤昭裕 美術 横尾嘉良 音楽 星勝 編集 鈴木晄 キャスト 藤竜也(厳兵ごんぺい・極竜会のヤクザ) 河合美智子(ブルース・中学生) 永瀬正敏(ジョジョ・中学生) 坂上忍(辞書・中学生) デブナガ(鈴木吉和・誘拐された中学生) 原日出子(アラレ・英語の教員) 桑名正博(山・誘拐犯ヤクザのあんちゃん) 木之元亮(政・誘拐犯ヤクザの兄貴分) 財津一郎(島町・名古屋の組長) 村上弘明(金太・島田組のヤクザ) 寺田農(木村・すぐに夫婦で殺される) 宮内志麻(木村の妻) 伊武雅刀(横浜の巡査) きたむらあきこ(知子・ヤクザのあんちゃん山の姉) 倍賞美津子(郁子) 前田武彦(デブナガの父親) ケーシー高峰(金貸しの中年男) 1983年・118分・日本 配給:東宝 劇場公開日:1983年2月11日 2023・12・08・no151・パルシネマno76 ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.28 23:58:47
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