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カテゴリ:映画「パルシネマ」でお昼寝
瀬々敬久「春に散る」パルシネマ 2023年の夏に封切られた瀬々敬久監督の「春に散る」を見ました。封切のときから佐藤浩市の白髪頭の写真が気にかかっていました。チラシを見れば、ボクシング映画だとわかりますが、トレーナー役の佐藤の姿勢が、まあ、ボクがそう思うだけかもしれませんが、不自然で、なんとなく見ないまま終わったのですが、パルシネマが「ダンサー・イン・パリ」との組み合わせで上映していたのですが、ボクは「夜パル」の「ションベン・ライダー」との2本立てで見ました。「ションベン・ライダー」が本命だったので、封切で見た「ダンサー」はパスしました。三本立ては、もう無理ですからね(笑)。
「ションベン・ライダー」の、いわば前座で見たのですが、まあ、こっちの方は、納得でしたね。「日本映画史上最強の胸熱ドラマ」というコピーですが、 「極熱」ってどう読むねん! と突っ込みたくなりますが、それ以前に、チョット持ち上げすぎでしょうね(笑)。佐藤浩市くんを見ようと思って行ったのですが、よかったのは片岡鶴太郎の動きと、窪田正孝の眼つき、それとボクシングの試合シーンの横浜流星でした。 沢木耕太郎の原作ですから、所謂、「人間ドラマ」は予想していましたが、そっちでウルウルはしませんでした(笑)。それよりも、 クロス・カウンター!でしたね(笑)。 元ボクサーの老人、広岡仁一(佐藤浩市)とやさぐれているボクサーくずれのチンピラ青年、黒木翔吾(横浜流星)の出会いのシーンで一度。黒木と東洋チャンピオン大塚俊(坂東龍汰)のスパーリングと、タイトルマッチで、それぞれ一度づつ。黒木と世界チャンピオン中西利男(窪田正孝)のタイトルマッチの試合の中で、多分二度、最後には黒木が中西相手に決めますが、もう、目が離せませんでしたね。 そうなんです、ボクは「明日のジョー」でボクシングを知って、それしか知りませんからね。 沢木流の人間ドラマを支えた広岡佳菜子(橋本環奈)、真田令子(山口智子)、黒木の母(坂井真紀)の女性陣も悪くなかったですが、元ボクサー佐瀬を演じた片岡鶴太郎の動きにはしびれましたね。彼はボクサーとしてプロだったと思いますが、トレーナーとしての練習場での、なにげない動きはさすがだと思いました。ズブの素人目でいうことですからあてにはなりませんが、リング上での窪田君の動きとともに目を瞠る思いでしたね。まあ、横浜君と佐藤君は、ボクシングについては素人なのでしょうね。ボクシングといえばクロス・カウンターなのです(笑)。 いやあ、もう、最初に広岡仁一が黒木青年にかました、そのシーンから、もう、ドキドキ、ワクワクでした。 で、窪田正孝という俳優さんですが、「愛にイナズマ」という作品で佐藤浩市と共演していて、 ヘンな奴やな?! だったのですが、今回は、所謂、敵役だったのですが二重丸でした。拍手!でしたね。地味なのですが面白い役者になりそうですね。 で、久しぶりに「あしたのジョー」を思い出さてくれた監督瀬々敬久に拍手!でしたね。最後の試合、まあ、黒木君びいきで見てしまうわけですが、ホントにどうなるのか、ドキドキでしたね。 映画の試合でドキドキしてどうすんねん! いやあ、ホント、ドキドキしましたよ。もう一度、拍手! 監督 瀬々敬久 原作 沢木耕太郎 脚本 瀬々敬久 星航 撮影 加藤航平 照明 水瀬貴寛 編集 早野亮 音楽 田中拓人 主題歌 AI キャスト 佐藤浩市(広岡仁一・元ボクサー) 横浜流星(黒木翔吾・ボクサーくずれ) 橋本環奈(広岡佳菜子・広岡の姪) 坂東龍汰(大塚俊・東洋チャンピオン) 窪田正孝(中西利男・世界チャンピオン) 片岡鶴太郎(佐瀬健三・元ボクサー) 哀川翔(藤原次郎・元ボクサー) 山口智子(真田令子・真拳ボクシングジムオーナー) 松浦慎一郎 尚玄 奥野瑛太 坂井真紀(黒木の母) 小澤征悦 2023年・133分・G・日本 2023・12・08・no150・パルシネマno75 ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.10 01:32:31
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