|
カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
ジャック・ロジエ「フィフィ・マルタンガル」元町映画館 元町映画館が「みんなのジャック・ロジエ」という特集を組んでいました。ジャック・ロジェなんていう人は知りませんでした。最後のヌーベルバールとか呼ばれている方らしくて、なんとなく興味を持ちました。で、日程を間違えていて、結果的にはこの映画しか見ることができなかったのが残念でしたが、見たのは「フィフィ・マルタンガル」という、不思議な映画でした(笑)。
で、映画ですが、終始、ポカンと口を開けてみていた印象です。最後のヌーヴェルバーグなのだそうですが、超越してましたね。だいたい、そのあたりの人の作品には、ポカンと向き合うしか方法を知らないのですが、 いや、はや、笑っていいのか、腹を立てていいのか、ようするにポカン! でした。 とどのつまりになって、題名になっているフィフィ(リディア・フェルド)が、映画の中で狂言回しのような役割をしていた女性のことだと、ようやく気付く始末なので、最初からついていけてないわけです(笑)。 舞台のお芝居が、裏から表から、みんな映像になっていて、最近、ナショナルシアターライブとかで見る舞台上のお芝居のシーンに加えて、舞台裏、個々の俳優や演出家、プロデューサーの私生活、みんな映し出されて、どれが本線なのかわかりません。 ふーん、そういうものなのか!? まあ、そういう感じですが、とどのつまりのフラメンコの大爆発で気づいたわけです。 ああ、この人が主人公だったのか!? ハチャメチャになった舞台の上で踊り出したのが、フィフィでした。まあ、あっけにとられるとはこのことですね。真面目そうな話を、あれこれ積み上げていって、で、どうなるので引っ張り続けて、これです。イヤーまいった、まいった(笑)でした。 2001年の作品らしいですが、ある時期のフランス映画とかに共通した、何というか、映画という表現に対する気楽さが満ちていると思いました。こういう、タイプの作品は好きなのですが、感想というか、どういっていいのかわからないので困りますね(笑)。 まあ、何はともあれ、フラメンコ(笑)で爆発したフィフィ(リディア・フェルド)に拍手!でした。 監督 ジャック・ロジエ 脚本 ジャック・ロジエ リディア・フェルド 撮影 ジャン・クラブエ マチュー・ポアロ=デルペッシュ ラモン・スアレス 編集 ジャック・ロジエ アンヌ=セシール・ベルノー 音楽 ラインハルト・ワグナー キャスト ジャン・ルフェーブル(ガストン) イブ・アフォンソ(イヴ) リディア・フェルド(フィフィ) マイク・マーシャル(劇作家/演出家) ルイス・レゴ フランソワ・シャトー ジャック・プティジャン ロジェ・トラップ ジャック・フランソワ アレクサンドラ・スチュワルト ジャン=ポール・ボネール 2001年・120分・フランス 原題「Fifi Martingale」 2023年7月・日本初公開 2023・10・13・no124・元町映画館no206 ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.04 00:10:08
コメント(0) | コメントを書く
[映画「元町映画館」でお昼寝] カテゴリの最新記事
|